クループ症候群は大人にもうつる?家庭内感染を防ぐには?

生後6ヶ月~3歳頃の子どもに多くみられるクループ症候群。クループ症候群は大人にもうつるのでしょうか?この記事では、クループ症候群が大人にもうつるのかや、家庭内感染を防ぐ方法などをご紹介します。
クループ症候群とは?
クループ症候群は、喉の奥が腫れて気道が狭くなることで起こる呼吸器の病気の総称です。主な原因は、パラインフルエンザウイルスやRSウイルスなどのウイルス感染ですが、稀に細菌感染やアレルギーがきっかけで発症することもあります。
クループ症候群になると、犬やオットセイの鳴き声(「ケンケン」「バウバウ」など)のような特有の咳が出ます。また声がかすれる、声が出にくくなるといった症状があらわれたり、息を吸うときに「ヒューヒュー」と音がしたりすることもあります。
クループ症候群はうつる?感染経路は?
クループ症候群は特定の症状に対する呼び名なので、それ自体がうつることはありません。ただしクループ症候群を引き起こす原因となった感染症は、うつる可能性があります。
クループ症候群を引き起こす感染症は、飛沫感染や接触感染によってうつることが多いです。
それらの感染症がうつることで、人によっては同じようにクループ症候群を発症することがあります。
クループ症候群は大人にもうつる?
前述の通りクループ症候群自体は人にうつるものではありませんが、クループ症候群の原因となっている感染症は大人もうつることがあるでしょう。
また大人もクループ症候群を発症することはあります。ただし大人は子どもより気道が広く、喉の奥が腫れても呼吸の妨げにはなりにくいため、大人が発症するのはごく稀とされています。
クループ症候群の家庭内感染を防ぐ方法は?
クループ症候群の家庭内感染を防ぐには、原因となる感染症が家庭内で広がらないようにすることが大切です。こまめに手洗い・うがいをする、食器やタオルを家族で共有しない、看病をするママやパパはマスクを着ける、といった基本的な感染症対策を徹底しましょう。
クループ症候群のホームケアはオンラインで相談
クループ症候群は軽症で済むことが多いものの、夜間に症状があらわれることもあるため、ケア方法や受診のタイミングに悩むこともあるかもしれません。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。個別チャットで看護師とやりとりしたり、自宅にいながらスマホで医師のオンライン診療を受けたりすることができますよ。夜間も利用できるので、困ったときは検討してみてくださいね。
監修者について
