子どもの足が臭い原因は?病気の可能性もある?対策や受診目安を解説

子どもの病気


「子どもの足が臭くなってきた」「毎日足を洗っているのに、においが気になる」と悩むママやパパも多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、子どもの足が臭くなる原因や受診の目安、自宅でできる対策についてご紹介します。

子どもの足が臭いのはなぜ?

子どもの足が臭くなる主な原因は、汗や蒸れです。

汗そのものはほとんど無臭です。しかし汗によって蒸れた足には細菌が増えやすくなり、その細菌が汗や皮脂、古い角質を分解することでにおいが発生します

足の裏には汗を出す汗腺が多く、さらに子どもは大人よりも汗をかきやすいため、足が臭くなりやすい傾向があります

また靴の中は蒸れやすく細菌が増えやすいため、靴を長時間履いたあとは足のにおいが強くなりやすいです。さらに、靴下の汚れなども原因として考えられます。

病気の可能性がある注意が必要な足のにおい

子どもの足がにおうのは珍しいことではありませんが、健康な状態であれば臭い状態が長く続くことはあまりありません。

足の強いにおいが続く、またはにおいに加えて、かゆみや皮むけ、赤みなどの症状がみられる場合は、次のような病気が関係していることもあるため注意が必要です。

点状融解角質症

足の裏に小さな穴のようなくぼみが多数でき、強烈なにおいがある場合は、「点状融解角質症」という病気の可能性があります。

細菌が足の裏の角質を分解することで起こり、特に蒸れやすい環境でみられます。汗をかきやすい体質の人や、長時間靴を履く人に多いとされていて、スポーツなどで汗をかきやすい子どもにもみられることがあります。

水虫

足の指の間が白くふやける、皮がむける、かゆみがあるなどの症状を伴う場合は、水虫の可能性があります。

水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が感染して起こる病気です。同居家族が水虫を持っていたり、保育園で裸足で過ごすことが多かったりすると、子どもにも感染することがあります。

皮膚の感染症や炎症

足に傷や湿疹があり、赤みや痛み、腫れを伴う場合は、細菌感染などが起きていることがあります。
においだけでなく、かゆみや痛みなどの症状がある場合は注意が必要です。

子どもの足のにおいで受診する目安は?何科に行けば良い?

直前の章でご紹介したような病気が疑われる症状がみられる場合は、早めに受診しましょう。
また、足のにおいに加えて以下のような足の変化がみられる場合も、一度受診すると安心です。

  • 皮がむけている
  • かゆみがある
  • 赤みがある
  • 毎日洗っても改善しない
  • 汗が極端に多い


さらに次のような場合は、感染症などが進んでいる可能性もあるため、早急に受診してください。

  • 痛みが強い
  • 腫れがある
  • 膿が出ている
  • 歩くのを嫌がる


これらに当てはまる症状がなくても、疑問や気になることがあれば受診してかまいません。

受診する際は、皮膚科または小児科へ行きましょう。足のにおいは皮膚の病気が関係していることが多いため、皮膚の専門家である皮膚科が適しています。ただ、においのほかに全身の様子が気になる場合は、幅広い観点から診察してもらえる小児科がおすすめです。

子どもの足が臭いときに自宅でできる対策

子どもの足が臭く、病気が疑われる症状がない場合は、次のようなホームケアで対策をするとよいでしょう。

足を丁寧に洗う

入浴時はもちろん、汗をたくさんかいたときは帰宅後にも足を洗いましょう。足の裏だけでなく、指の間までしっかり洗うようにしてください。汗や古い角質を洗い流すことで、においの原因となる細菌の増殖を防ぎやすくなります。
ゴシゴシこするのではなく、泡立てた石けんやボディソープでやさしく洗うことがポイントです。

足のにおい対策用の薬用石けんなども販売されていますが、いつも使っている石けんやボディソープでも問題ありません。子どもの皮膚はデリケートなため、洗浄力が高く刺激の強いものは避けましょう。

足をしっかり乾かす

洗ったあとはタオルでやさしく拭き取り、しっかり乾かしましょう。水分が残ると蒸れやすくなり、細菌やカビが増える原因になります。
特に指の間に水分が残らないように意識しましょう

靴や靴下を清潔に保つ

靴や靴下に汗や汚れがたまると、においの原因となる細菌が増えやすくなります。
特に靴の中は蒸れやすいため、同じ靴を毎日履き続けると湿気がたまりやすくなります。できれば数足をローテーションしながら履き、靴を脱いだあとは風通しのよい場所でしっかり乾燥させることも大切です。

靴下は毎日交換し、スポーツや外遊びなどで汗をたくさんかいたときは、日中でも履き替えるようにしましょう。
脱いだ靴下はなるべく早めに洗濯することもポイントです。においが気になる場合は、酸素系漂白剤を使う方法もあります。

「足が臭い」と指摘しない

子どもの足がにおうからといって、「足、臭いよ」などと言うのはやめましょう。子どもが傷ついたり、過度ににおいを気にしたりしてしまう可能性があります。
「汗をかいたから洗おうか」「靴下を替えようか」など、自然な声かけを意識するとよいでしょう。

子どものにおいの相談はオンラインでも

子どもは汗をたくさんかくため足がにおうことは珍しくありませんが、ケアしても改善しなかったり、子ども自身が気にしたりする場合は、一度受診すると安心です。ただ、体のにおいはデリケートなことなので相談しにくいと感じるかもしれません。
子どもの医療に特化したオンライン診療アプリ「キッズドクター」なら、自宅にいながらスマホで医師の診察を受けることができ、子どものにおいについての相談も可能です。困ったときにはぜひ活用してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 小林揚子
日本小児科学会認定小児科専門医。2017年東北大学医学部卒業。亀田総合病院にて初期研修を修了。国立成育医療研究センターにて小児科後期研修を行い、地域医療・1-3次救急など様々な場面で小児の診療にあたる。2022年より国立精神・神経医療研究センター病院脳神経小児科に勤務。1児の母。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

参考文献

ホームケア

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