子どもの耳が臭いのは病気のサインかも|原因や受診目安、ホームケア方法を解説
「子どもの耳がなんだか臭う」「耳掃除をしたら臭かった」と感じたことはありませんか。そこでこの記事では、子どもの耳がにおう原因や病気の可能性、受診の目安、自宅でできるケア方法についてご紹介します。
子どもの耳がにおうのはなぜ?考えられる日常的な原因
子どもの耳がにおう主な原因は、耳垢や耳の周りにたまった汗・皮脂です。
耳垢にはカサカサしたタイプとベタベタしたタイプがあります。特にベタベタした耳垢(湿性耳垢)は、においを感じやすいことがあり、耳がにおう原因になることがあります。
また耳の周りは汗や皮脂がたまりやすいため、においの原因になりやすいです。
特に赤ちゃんはミルクやよだれが付着することで、においが気になることもあります。
さらに、耳垢が長期間たまっていたり耳を頻繁に触ったりすると、においが強くなることがあります。
子どもの耳のにおいで疑われる病気
子どもの耳がにおうこと自体は珍しくありませんが、臭い状態が続いたり、におい以外の症状を伴ったりする場合は、前章でご紹介した日常的な原因ではなく、以下のような病気が関係していることもあります。
外耳炎
耳の中の皮膚に炎症が起こる病気です。
耳のにおいに加えて、以下のような症状がみられます。
- 耳のかゆみ
- 耳の痛み
- 耳だれ
- 耳の入り口の赤み
耳掃除のしすぎや耳を頻繁に触ることが原因で起こる場合もあります。
中耳炎
鼓膜の奥にある中耳に炎症が起こる病気です。
耳のにおいよりも、以下の症状の方が目立つことが多いです。
- 耳を痛がる
- 耳だれが出る
- 聞こえが悪そう
- 発熱する
乳幼児では、上記に加えて、機嫌が悪い、耳を頻繁に触るといった様子がみられることもあります。
先天性耳瘻孔(じろうこう)
生まれつき耳の前に小さな穴がある状態です。
普段は症状があらわれないことも多いですが、穴の部分で感染が起こると、以下のような症状が見られます。
- においのある分泌物が出る
- 耳の周囲が腫れる
- 痛みが出る
- 膿が出る
子どもの耳のにおいで受診する目安は?何科に行くのが良い?
直前の章でご紹介した病気が疑われる症状がみられる場合は、早めに受診しましょう。
また耳のにおいに加えて次のような症状がみられるときも、一度受診すると安心です。
- 耳をよく触る
- 耳のかゆみがある
- 耳の聞こえが悪そう
- 耳垢がたまっていて自宅では取れない
- 耳のにおいが続いている
さらに次のような症状があらわれた場合は、感染症や炎症が進んでいる可能性もあるため、早急に受診してください。
- 耳を痛がる
- 耳だれや膿が出ている
- 耳の周囲が赤く腫れている
- 発熱を伴う
上記の症状にあてはまらなくても、気になることや疑問があれば受診してかまいません。
耳のにおいで受診する場合は、耳鼻咽喉科へ行きましょう。耳垢が原因なのか病気が原因なのかを確認してもらうことができます。
耳のにおいや耳の症状のほかに気になることがあったり、判断に迷ったりしたら、幅広い観点から診察してもらえる小児科を受診してください。
子どもの耳のにおいが気になるときのケア方法
子どもの耳が臭くても病気が疑われる症状がない場合は、次のようなケアを試してみましょう。
耳の周りを清潔に保つ
入浴時には耳の周りをやさしく洗い、汗や皮脂、汚れを落としましょう。
特に耳の後ろや耳の付け根は汗や皮脂がたまりやすく、においの原因になりやすい部分です。石けんやボディソープをよく泡立て、指の腹でやさしく洗うようにしてください。
赤ちゃんの場合は、ミルクやよだれが耳の周りに付着したらできるだけ早めにぬるま湯で湿らせたガーゼなどでやさしく拭き取りましょう。
洗ったあとは水分をしっかり拭き取り、清潔な状態を保つことも大切です。
耳垢がたまっている場合は取り除く
ベタベタした耳垢がたまっていると、においの原因になることがあります。耳の入り口付近に耳垢が見えている場合は、無理のない範囲で取り除いてみましょう。
ただし、綿棒などを耳の奥まで入れると耳垢をさらに奥へ押し込んだり、耳の中を傷つけたりすることがあります。奥の方の汚れは無理に取ろうとせず、気になる場合は耳鼻咽喉科で相談しましょう。
向き癖をできるだけ治す
向き癖のある方の耳が汚れることが多いです。耳周りのケアと並行して、向き癖をなるべく治すようにしましょう。
子どもの耳にやってはいけないNGケア
耳のにおいなどが気になるからといって、次のようなことを行うのはやめましょう。病気になったり、においが悪化したりするおそれがあります。
綿棒を耳の奥まで入れない
耳のにおいが気になると、綿棒で耳垢をしっかり取ろうとしてしまうことがあるかもしれません。
しかし先にもご説明した通り、綿棒を耳の奥まで入れると、耳垢をさらに奥へ押し込んでしまいやすいです。また耳掃除を頻繁に行うと耳の中の皮膚が傷つき、炎症や外耳炎の原因になることもあります。
耳垢を取るときは見える範囲にとどめ、耳垢がたくさんたまっている場合やうまく取れない場合は耳鼻咽喉科で相談しましょう。
耳の中を無理に洗ったり消毒したりしない
耳のにおいが気になるからといって、耳の中を洗ったり消毒したりするのは避けましょう。こうしたケアは耳の中の皮膚を傷めたり、炎症の原因になったりすることがあります。
気になる症状がある場合は自己判断で対処せず、耳鼻咽喉科を受診してください。
子どもの耳の正しいケア方法と、においを防ぐ予防策
耳には、耳垢を自然に外へ排出する「自浄作用」があります。そのため、耳掃除は頻繁に行う必要はなく、見える範囲の耳垢を取り除く程度で十分です。
耳垢がたくさんたまっている場合や、うまく取れない場合は無理に取ろうとせず、耳鼻咽喉科で相談してください。
また耳のにおいを予防するためには、耳の周りに汗や皮脂がたまりにくい環境を整えることが大切です。
前述のように、入浴時は耳の後ろや耳の付け根までやさしく洗い、汗や皮脂、汚れをためないようにしましょう。
汗をかきやすい季節は、耳の周りをこまめに拭くことも予防につながります。また帽子には汗や皮脂が付着しやすいため、定期的に洗濯して清潔に保つことも大切です。
子どものにおいの相談はオンラインでも
子どもの耳がにおう原因は耳垢や汗、皮脂など日常的なことがほとんどですが、適切なケアをしても改善しない、強いにおいが続くといった場合は、一度受診すると安心です。ただ耳をはじめ、体のにおいはデリケートなことなので相談しにくいと感じるかもしれません。
そんなとき子どもの医療に特化したオンライン診療アプリ「キッズドクター」なら、自宅にいながらスマホで医師の診察を受けることができ、子どものにおいについての相談も可能です。対面受診が必要と判断した場合は、対面受診を案内することもあります。困ったときにはぜひ活用してみてくださいね。
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