子どものインフルエンザの初期症状は?風邪との違いはどんなところ?
インフルエンザが流行しているときに子どもが体調を崩すと「もしかしてインフルエンザかも」「すぐに病院に行った方がいいのかな?」と不安になりますよね。そこでこの記事では、子どものインフルエンザの初期症状や風邪との違い、受診の目安をご紹介します。
子どものインフルエンザの初期症状は?
子どものインフルエンザの初期症状で多いのは、38℃以上の急な発熱です。あわせて頭痛や関節痛、のどの痛みなども表れることが多いです。
インフルエンザの初期症状と風邪症状の違いは?
インフルエンザの初期症状と風邪症状では、症状の表れ方や進行スピードに違いがあります。それぞれの特徴は以下の通りです。
インフルエンザの初期症状の特徴
- 症状がない状態から急に38℃以上の発熱が起こる
- 発熱に続いて咳や鼻汁などが表れる
- だるさや関節痛など全身症状が表れやすい
- 下痢や嘔吐をともなうことがある
- 症状の進行スピードが早い
風邪症状の特徴
- 初期には鼻汁やのどの痛みなどが表れる
- 関節痛や筋肉痛など全身症状は少ない
- 発熱してもそれほど高熱にはならない
- 症状の進行スピードはゆっくり
インフルエンザの初期症状にはどう対処する?
子どものインフルエンザが疑われても特別な対処をする必要はなく、普段の風邪と同じようにホームケアをしてあげましょう。ポイントは以下の通りです。
安静にして、温度調節を
まずは安静にして過ごしましょう。寒がるときは布団や服で温かくしてあげます。熱が上がりきると汗をかくので、逆に暑くなりすぎないように調節してあげてください。
脱水に注意
食欲がない場合は無理に食べさせる必要はありません。ただし脱水には注意が必要です。固形物が食べられなくても、ジュースやゼリーなどでこまめに水分補給をしてあげてください。
異常行動に注意
子どもがインフルエンザにかかると、ごくまれに窓を開けて外に出たがるといった異常行動を起こすことがあります。特に発熱後2日間は目を離さないように注意してください。
48時間以内に薬を飲む
インフルエンザの治療薬には、発熱期間を短くしたり、重症化を予防したりする効果があります。ただ症状が表れてから48時間以内に飲まないと十分な効果が期待できなくなるため、抗インフルエンザ薬を飲むタイミングには注意が必要です。
解熱剤を自己判断で使用しない
子どものインフルエンザでは使用する解熱剤の種類により症状が悪化するおそれがあります。そのため自己判断で解熱剤は飲ませないようにしてください。
家族の感染対策をする
子どもにインフルエンザの初期症状がみられたら、家庭内で感染が広がらないように対策することも大切です。ママやパパが基本的な感染対策を行いましょう。
家庭内感染を防ぐ方法は下記の記事にまとめています。
インフルエンザの初期症状で病院を受診する目安は?
インフルエンザの初期症状で病院を受診する目安は、発熱してから12時間以降、48時間以内です。発熱後12時間以内だとウイルス量が少なく正しく検査ができないことがあり、48時間を過ぎると治療薬の効果が期待できなくなってしまいます。
ただ子どものインフルエンザでは症状が急に悪化して重症化することがあるので、気になる症状がある場合は経過時間にかかわらず早めに受診してください。
インフルエンザのホームケアに迷ったら…
子どもがインフルエンザにかかって突然高熱が出ると「このまま様子見で大丈夫かな?」「どんなケアをしたらいいんだろう」と悩むこともありますよね。受診のタイミングやホームケアに迷ったら、子どもの医療アプリ「キッズドクター」のチャット健康相談がおすすめです。看護師に個別相談ができ、状況に合わせたアドバイスがもらえます。相談は無料なので、困ったときは検討してみてくださいね。