おむつかぶれのときの亜鉛華軟膏の塗り方は?

おむつかぶれで受診すると、治療のために亜鉛華軟膏を処方されることが多いです。こちらの記事では、亜鉛華軟膏の塗り方や塗るときに気をつけることをご紹介します。
おむつかぶれの原因と症状は?
おむつかぶれの原因は、尿や便に含まれる成分が肌に触れることや、おむつで肌に摩擦が起こることです。
おむつかぶれが起こると、おむつを着用しているお尻や太ももの付け根に下記のような症状があらわれます。
- 皮膚が赤くなる
- ポツポツとした発疹があらわれる
- 皮膚がカサカサになる
- 痛みや痒みが生じる
- 皮がむける
おむつかぶれの治療には亜鉛華軟膏が使われます
おむつかぶれで受診すると、肌を保護するために「亜鉛華軟膏」が処方されることが多いです。
亜鉛華軟膏とは、皮膚の炎症を抑えたり皮膚を保護したりするために使われる塗り薬です。おむつの中で尿や便が肌に触れるのを防いだり、患部から染み出すジュクジュクとした液体(滲出液)を乾かしたりする役割があります。
おむつかぶれのときの亜鉛華軟膏の塗り方は?
ここからはおむつかぶれのときの亜鉛華軟膏の塗り方や塗る際のコツをご説明します。
1.お尻を清潔にして乾かす
亜鉛華軟膏を塗る前に、お尻をぬるま湯で流したりお尻拭きで拭いたりして清潔にします。お尻拭きを使うときは、こすらず優しく押し当てるようにして拭いてください。清潔にした後も優しく押し当てるようにしてしっかりと水分を取って、乾燥させましょう。
2.亜鉛華軟膏をたっぷり塗る
おむつかぶれの部分に亜鉛華軟膏をたっぷり塗りましょう。肌が便・尿と接触したり摩擦が起こったりするのを防ぐことが目的なので、肌に塗り込むのではなく、たっぷり肌にのせるイメージで使います。厚さの目安は1〜2cmで、軟膏で肌の色が見えなくなるくらい分厚く置きましょう。
3.おむつ交換時は汚れた部分だけを拭き取る
おむつを交換するときは、軟膏を全て拭き取るのではなく、便などの汚れが付いている表面の軟膏だけを拭き取ります。綺麗な軟膏は肌に残したままにしておくようにしましょう。
汚れた部分がうまく拭き取れない場合は、ベビーオイルを染み込ませたガーゼを使うときれいに取れます。
おむつ交換をしているうちに肌にのっている軟膏が薄くなってきた場合は、再度塗り足してください。
4.1日1回、お風呂で洗い流す
1日1回、シャワーで軟膏を全て洗い流すようにしましょう。よく泡立てた石鹸で優しく洗ってください。なかなか落ちない場合は、石鹸やベビーオイル、オリーブオイルを使って優しくマッサージすると落ちてきます。
お風呂から上がったら、水分をしっかり取ってお尻を乾燥させてから、再度亜鉛華軟膏をたっぷり塗るようにしましょう。
おむつかぶれで悩んだらチャットで相談
おむつかぶれになると家庭でのケアの方法に悩むこともあるかもしれませんね。そんなときは子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。オンラインで看護師に悩みを相談して、アドバイスをもらうことができます。チャット形式なのでケアの際に後から見直すことも可能です。困ったときは利用を検討してみてくださいね。
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