子どもは体調不良や風邪で口臭がすることがある?対処法は?

子どもが体調を崩したり風邪をひいたりすると、いつもより口臭が気になることがあります。いつまで続くのか、対策はないのかなど気になりますよね。こちらの記事では、子どもの体調不良時の口臭の原因や対策についてご紹介します。
体調不良や風邪のとき、子どもの口臭が気になる…原因は?
口臭は、口腔内の不衛生や水分不足、むし歯など口の中のトラブルが原因で起こることもあれば、口とは関係のない風邪などの病気や体の不調によって引き起こされることもあります。
子どもの体調不良時に口臭が気になる場合は、下記の原因が考えられます。
風邪の場合
風邪をひいたときは、体全体の免疫力が下がって、口腔内の細菌が活発になることと、発熱して唾液の分泌量が減ることで、口臭が起こりやすくなります。
胃腸に不調がある場合
胃腸の調子が悪いと消化不良になりやすく、腸内細菌が異常な増殖や発酵を起こして口臭につながることがあります。
鼻づまりがある場合
鼻がつまると、口呼吸をしやすくなります。口呼吸をすると口腔内が乾燥し、細菌が活発になることから口臭がすることがあります。
副鼻腔炎の場合
副鼻腔炎になると、副鼻腔内の細菌を洗い流そうとして多くの鼻水が作られ、それが喉へと流れこみます。その際、鼻水とともに副鼻腔に溜まっていた膿のにおいが喉を通って、口臭がすることがあります。
扁桃炎の場合
喉の奥にある扁桃には小さなくぼみがたくさんあり、細菌やウイルスを取り込む働きをしています。扁桃炎が慢性的に起きると細菌やウイルスの死骸が扁桃のくぼみに溜まり、口臭の原因になることがあります。
子どもの体調不良時の口臭はいつまで続く?
先にご紹介した体の不調が原因で口臭がある場合は、原因の不調や病気が治り、水分補給や歯磨きなど普段通りの適切なケアをしていれば、自然となくなることがほとんどです。
扁桃炎で口臭がある場合は、咳が出たときや食事をしているときに細菌やウイルスの死骸が自然と取れることで、臭いがしなくなります。
風邪などの症状が回復しているのに口臭がなくならない場合は、他に原因がある可能性が考えられるため、一度病院で相談してみましょう。
子どもの体調不良時の口臭の対策は?
前述の通り、体調不良時の口臭は原因の病気や不調が治ればなくなることがほとんどですが、どうしても気になることもありますよね。こちらの章では、体調不良時の口臭の対策をご紹介します。
体を休める
基本的なことですが、原因の病気や不調をできるだけ早く治すために、しっかり体を休めるようにしましょう。免疫力が下がると口臭に繋がりやすいため、休んで免疫力を高めることが大切です。
水分をこまめに補給する
口の中が乾燥していると口臭が起こりやすくなります。普段以上にこまめに水分を補給して、口の中を潤すことを意識してください。
腸内環境を整える
先にご説明した通り胃腸の調子が悪いと口臭に繋がりやすいため、腸内環境を整えるようにしましょう。発酵食品や食物繊維が含まれる食材を摂るのがおすすめです。
体調不良で食欲がない場合は、リンゴやバナナを入れたヨーグルト、野菜やキノコを入れたお味噌汁などが食べやすいでしょう。
またしっかり睡眠をとることも腸内環境を整えることに繋がります。
鼻づまりを解消する
鼻がつまって口呼吸になると、口腔内が乾燥して口臭に繋がります。鼻吸引をする、ホットタオルで鼻を温める、部屋を加湿するなどして鼻づまりを緩和させると良いでしょう。
子どもの体調不良時の口臭が気になったらチャットで相談
子どもの体調不良時に口臭がすると、原因は何なのか、改善する方法はないのかなど気になりますよね。そんなときは子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。個別のチャットで看護師に気になる症状や対策について質問し、アドバイスをもらうことができます。困ったときは利用を検討してみてくださいね。
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