子どもの日光アレルギー対策!他トラブルとの見分け方や受診目安も解説
紫外線が強くなる季節の肌の赤みや湿疹で疑われるのが「日光アレルギー」です。大人に比べて皮膚のバリア機能が弱い子どもは、紫外線によるトラブルが起こりやすく、注意が必要です。
こちらの記事では、日光アレルギーの主な症状、日焼けやあせもとの違い、受診の目安やケア方法などをご紹介します。
子どもにも起きる「日光アレルギー(紫外線アレルギー)」とは?原因は?
日光アレルギー(紫外線アレルギー)とは、太陽の光(紫外線)を浴びた皮膚が過敏に反応して、アレルギー症状を引き起こす病気です。
子どもの皮膚はバリア機能が発達途中なので、少量の紫外線でも強いダメージやアレルギー反応を引き起こすことがあります。
日光アレルギーは皮膚に日光(紫外線)を浴びることが原因で起こりますが、それを引き起こすきっかけは体の外側にある要素(外因性)と体質や持病による要素(内因性)の2つに分けられます。
外因性の原因
医薬品
湿布薬や抗菌薬、利尿剤などを使用・服用した後に日光を浴びると、発症することがあります。
化粧品・香水
一部の化粧品の成分や香料などが紫外線と反応して、日光アレルギーを引き起こすことがあります。
食品
セリやパセリ、レモンやグレープフルーツなどの汁が皮膚についた状態で日光を浴びると、化学反応を起こして発症することがあります。
内因性の原因
遺伝・体質
生まれつき日光に対する抵抗力が弱いことや、免疫系が紫外線に対して過剰に反応しやすい体質を持っていることによって発症します。
他の病気
体内の代謝酵素が不足している病気や、紫外線のダメージをリセットする仕組みが弱い病気(色素性乾皮症)、免疫のバランスが変化する膠原病などの病気が原因で発症することがあります。
子どもの日光アレルギーの主な症状
日光アレルギーの症状は、服から露出している顔、首、腕、手の甲など、日光の当たった部位に強く現れます。服で隠れている部位との境目がくっきり際立つのが特徴です。
主な症状は下記の通りです。
- 肌の赤み(紅斑)
- 細かいブツブツ
- 強い痒み
- 盛り上がった腫れ(じんましん状の腫れ)
重症化すると下記のような症状が現れます。
- 水ぶくれ
- 強い痛み
- 発熱や倦怠感
- 頭痛、吐き気、めまい
- 関節痛
- 息苦しさ
- 顔面や口の中の強い腫れ
症状が出るタイミングは人それぞれで、日光を浴びてから数分〜数時間で急速に出るケースと、数時間〜翌日以降にじわじわ現れるケースがあります。
日焼けやあせもとの違いは?日光アレルギーの見分け方
夏は様々な皮膚トラブルが起こりやすく、日焼けやあせもだと思っていたら日光アレルギーだったというケースも少なくありません。
症状の現れ方や現れる部位、原因などが異なるため、それぞれの見分け方をご紹介します。
日光アレルギー
- 原因:日光(紫外線)への過敏反応
- 症状の現れ方:赤み、痒み、ブツブツ、じんましん、水ぶくれ
- 症状が現れる部位:日光が当たった露出部(腕、顔、首、足など)
- 見分け方:露出部だけに症状が現れる、日光が弱くても症状が現れる
あせも
- 原因:汗が皮膚の内部に溜まること
- 症状の現れ方:小さな赤いブツブツ、痒み
- 症状が現れる部位:汗が溜まる部分(首、背中、ひじ裏、膝裏など)
- 見分け方:日光が当たらない日陰や室内にいても、汗をかくと症状が現れる
日焼け
- 原因:強い紫外線による炎症
- 症状の現れ方:赤み、ヒリヒリした痛み、水ぶくれ
- 症状が現れる部位:日光が当たった部分
- 見分け方:日光に当たった量に比例して症状が現れる
子どもの日光アレルギーで病院を受診する目安
日光アレルギーで病院を受診する目安は下記の通りです。
早急な受診が必要な症状
下記のような症状が見られる場合は、皮膚に強いダメージが生じていたり、強いアレルギー反応(アナフィラキシーショック)が起こったりしている可能性があります。早急に医療機関を受診してください。
- 強い痛み、腫れがある
- 広範囲の水ぶくれがある
- 元気がない、ぐったりしている
- 発熱、吐き気、めまい、関節痛などの症状がある
- 呼吸が苦しそう
- 顔面や口の中が腫れている
診療時間内に受診する症状
- 日光を浴びるたびに赤みや痒みが出る
- 飲み薬や湿布、塗り薬を使い始めてから症状が現れた
- 痒みや湿疹を繰り返す
- ケアを数日続けても改善しない
上記に当てはまらなくても気になる症状がある場合は、一度受診しておくと安心です。
子どもが日光アレルギーに家庭でできるケア方法
日光アレルギーが疑われる場合、家庭では下記のようなケアを行いましょう。
患部を冷やす
発疹や赤み、痒みが出た場合は、濡らしたタオルや保冷剤を巻いたタオルで患部を冷やし、炎症を鎮めます。
氷や保冷剤を直接素肌に当てると低温やけどのおそれがあるため、必ずタオルなどに包んで使用してください。
10分ほど冷やしたら一度やめて、皮膚の様子を確認しましょう。
しっかりと保湿する
患部を冷やして赤みや痒みが落ち着いたら、低刺激のローションやジェルなどの保湿剤でしっかりと保湿をして皮膚のバリア機能を高めます。
爪を短く切る
痒みがあると患部を掻きむしってしまい、傷ができてとびひの原因になってしまうことがあります。
爪は短く切り、角がないよう丸く整えておきましょう。
日光アレルギーが疑われるときにやってはいけないNG対処法
日光アレルギーが疑われるときに、下記のようなことはしないようにしましょう。症状が悪化する危険性があります。
温かいお風呂に長湯させる
温かいお風呂に長く入って体が温まると、血行が良くなって痒みや赤みが強くなることがあります。
日光アレルギーが疑われる際は、シャワーのみで手早く済ませるのが良いでしょう。
患部を強く擦る、掻きむしる
患部の痒みで掻きむしったり、お風呂で強く擦ったりするのはやめましょう。
症状がさらに悪化したり、とびひの原因になったりするおそれがあります。
自己判断で薬を使用する
過去に処方された薬や市販の薬を自己判断で使用するのはやめましょう。
薬を使用する際は、必ず医師や薬剤師に相談してからにしてください。
明日からできる!子どもの日光アレルギー・紫外線予防対策
日光アレルギーを予防するには、紫外線対策を習慣化することが何より大切です。日頃から下記のような対策に取り組んでみてください。
UVカットの服、帽子を着用させる
UVカット効果のある生地の服や薄手のパーカー、つばの広い帽子などを着用させ、紫外線が直接皮膚に当たるのを防ぎましょう。帽子は首の後ろまで隠れる日よけ布(フラップ)付きのものだとさらに効果的です。
紫外線を反射しやすい白や淡い色のものを選ぶのがおすすめです。
日焼け止めを使用する
屋外に出るときは、日焼け止めを塗るようにしましょう。ベビー用や子ども用として販売されている低刺激のものを選んでください。
一度塗っても時間の経過とともに落ちていくので、2〜3時間おきに塗り直すのがポイントです。
紫外線のピーク時間帯の外出を避ける
10時〜14時ごろは1日の中でも特に紫外線が強い時間帯です。可能であれば、この時間帯の外出や外遊びを控えましょう。
外出する必要がある場合は、できるだけ日陰を選んで歩くようにしてください。
ベビーカーのシェードを使う
ベビーカーを使う場合は、シェードを深く下ろして紫外線が子どもの皮膚に直接当たるのを防ぎましょう。
必要に応じて日除けカバーやUVケープを活用するのも良いでしょう。
夏の子どもの肌トラブルはオンラインでも相談できます
子どもの肌に赤みや痒みなどいつもと違う点があると、病院で直接診てもらった方が良いのか、自宅でできるケアはあるのかなど悩むこともあるかと思います。とはいえできるだけ早く医師に相談できると安心ですよね。
そんなときはオンライン診療アプリ「キッズドクター」が便利です。家にいながらスマホのアプリを通して医師に診てもらい、症状やケアについて相談することができます。医師が必要と判断した際には薬の処方も可能です。また対面診療が必要な場合は、対面受診をおすすめすることもあります。困ったときは利用を検討してみてくださいね。
監修者について







.jpg?w=360)

