子どもの鼻詰まり・鼻水対策5選!

子どものアレルギー


子どもはちょっとした風邪や感染症にかかりやすく、鼻詰まりや鼻水が続くこともよくあります。苦しそうにしていると早く治してあげたいと思いますよね。そこでこの記事では、家庭でできる子どもの鼻詰まり・鼻水対策をご紹介します。

子どもの鼻詰まり・鼻水対策5選!

鼻詰まりや鼻水が続くと、よく眠れなかったり集中力がなくなったりと、日常生活に支障をきたすこともあります。以下の方法を参考にケアをしてあげましょう。

鼻水を取り除く

自分で鼻がかめない子どもの場合は、鼻吸い器や綿棒で鼻水を取り除きましょう。基本的にどんな姿勢で行ってもかまいませんが、粘膜を傷付けないように頭をしっかり固定することが大切です。嫌がって動く場合はママやパパの足の間に子どもを寝かせ、ひざや太ももで両手を押さえるのもいいでしょう。頭が固定できたら、以下の方法を参考に鼻水を取り除いてあげてください。

鼻吸い器を使う方法

  1. 鼻吸い器のノズルを顔に対して垂直に当てる
  2. ゆっくり回しながらよく吸えるポイントを探す
  3. 耳への負担を軽くするため何回かに分けて吸い取る


綿棒を使う方法

  1. 細めの綿棒を用意する
  2. 綿棒の先端にベビーオイルをつける
  3. 鼻の入り口付近にある鼻水をやさしく拭き取る


鼻が詰まっているときは粘膜が腫れて鼻の中が狭くなっています。鼻吸い器のノズルや綿棒を奥まで入れたり強く押し込んだりしないよう、気を付けてくださいね。

加湿する

鼻の粘膜を乾燥させないよう、部屋の湿度を50~60%程度に保てるように、加湿器を使用したり室内に洗濯物を干したりするといいでしょう。マスクの着用も乾燥予防に効果的です。

空気清浄機を使用する

花粉などのアレルギーで鼻水や鼻詰まりの症状がある場合は、空気清浄機で室内の空気をきれいにしましょう。濡れた雑巾などで床を掃除するとさらに除去効果が高まります。

鼻を温める

鼻を温めると粘膜の腫れが治まるので、鼻づまりが改善することがあります。温めたタオルを鼻の付け根に置くほか、お風呂で湯気を吸わせるのもいいでしょう。鼻にタオルを乗せるときは、窒息しないように必ず見守ってあげてくださいね。

上半身を起こして寝かせる

寝るときに布団に少し傾斜をつけて上半身を高くしてあげると、鼻が通りやすくなります。布団の下にバスタオルや毛布などを入れて調整してあげましょう。抱っこで寝かせられるときは、抱っこをしてあげるのもいいですよ。

子どもの鼻水・鼻詰まりのホームケアに悩んだら…

ホームケアで子どもの鼻詰まりや鼻水が緩和されないときは、子どもの医療アプリ「キッズドクター」で相談するのがおすすめです。看護師と個別にやり取りでき、子どもの症状に合わせたアドバイスが受けられます。必要に応じてオンラインで医師の診療を受けることもできるので、困ったときは検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 小林揚子
日本小児科学会認定小児科専門医。2017年東北大学医学部卒業。亀田総合病院にて初期研修を修了。国立成育医療研究センターにて小児科後期研修を行い、地域医療・1-3次救急など様々な場面で小児の診療にあたる。2022年より国立精神・神経医療研究センター病院脳神経小児科に勤務。1児の母。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

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