子どもの花粉症対策!症状を改善・緩和させるにはどうする?

子どものアレルギー


年々増えつつある子どもの花粉症。長期間症状が続くのでできるだけ楽にしてあげたいですよね。そこでこの記事では、子どもの花粉症の症状を改善・緩和する方法をご紹介します。

子どもの花粉症の症状は?

子どもの花粉症では以下のような症状が表れます。

  • 鼻水、鼻づまり
  • くしゃみ
  • 目のかゆみ、充血
  • 喉のかゆみや不快感
  • 肌荒れ


症状が悪化すると夜眠れなくなったり、遊びや勉強に集中できず日常生活に支障がでたりすることもあるので、早めに対策することが大切です。

子どもの花粉症を改善・緩和させる方法6選!

子どもの花粉症は完治させるのが難しいので、症状を緩和しながらうまく付き合っていく必要があります。ここからは、子どもの花粉症を改善・緩和させる方法を6つご紹介します。

外出時にはマスクやメガネを着用する

花粉症の症状を緩和させるには、花粉との接触を避けるのが基本です。そのため花粉が飛散している時期に外出するときは、できるだけマスクやメガネを着用しましょう。また綿やポリエステルなど表面がツルツルした素材の服を着用すると、花粉が付着しにくく体内に入ってくる花粉を減らすことができます。

晴れた日や風が強い日、雨の日の翌日は花粉の飛散量が多くなるので、特に注意が必要です。テレビやwebサイトでも花粉情報が発信されているので、お出かけ前にチェックするといいでしょう。

花粉が室内に入らないようにする

花粉対策が必要なのは外出時だけではありません。室内にいても外から花粉が侵入すると、症状が改善されにくくなってしまいます。花粉をできるだけ家に入れないように以下の対策を行いましょう。

  • 花粉の飛散量が多い日は洗濯物を室内に干す
  • 換気するときは窓を開ける幅を10cm程度にする
  • 家に入る前に服や髪についた花粉を払う
  • 帰宅後は手や顔を洗う


加湿する

鼻の粘膜が乾燥すると花粉を排除する機能がうまく働かなくなるため、症状が強くなることがあります。部屋の湿度を50~60%程度に保ち、空気の乾燥を防ぎましょう。加湿器がないときは部屋に洗濯物や濡れたタオルを干すのも有効です。マスクも鼻の粘膜の乾燥予防に効果的ですよ。

空気清浄機を使用する

空気清浄機は室内の花粉の飛散を抑えてくれます。ただ床に落ちた花粉は空気清浄機では取り切れないので、あわせて濡れた雑巾などでこまめに床掃除を行いましょう。

生活習慣を整える

花粉症の症状の悪化を防ぐには、免疫機能を正常に保つことが大切とされています。バランスの良い食事を心がけ、しっかり睡眠をとるなど生活習慣にも気をつけてみてください。

薬を服用する

花粉を避けたり生活習慣を整えたりしても症状が改善されないときは、薬を服用するのも一つの方法です。病院を受診すると、子どもにあった薬を処方してもらえます。

ドラッグストアでも子どもが使える花粉症の薬が市販されているので、まずはそこから試してみるのもいいでしょう。購入するときは子どもの年齢や症状に合ったものを選んでくださいね。

子どもの花粉症のホームケアに悩んだら…

子どもの花粉症を緩和する方法をご紹介しましたが、あまり効果が見られないと「このままホームケアを続けて大丈夫かな?」と不安になることもあるかと思います。そんなときは子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。看護師に無料で相談ができたり、オンラインで医師の診察を受けたりすることもできるので、困ったときは検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 看護師 森 真也香
小児救急受け入れ可能な救命救急センターにて勤務し、命の重さと向き合いながら、トリアージや小児救急の大切さ、家族看護を学ぶ。BLS,ICLS 取得。その後緩和ケア病棟にて命の尊さを強く感じ、徹底的に寄り添い看護を実施する。現在はキッズドクターオペレーションマネージャーとして、安全でより良い医療を提供できるようスタッフに寄り添い対応を伝えている。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

参考文献

予防 ホームケア