熱中症は予防が大切!子どもを守る熱中症対策8選!

子どもの病気


高温多湿な環境下で起こる熱中症。子どもはとくに熱中症になりやすいため、日頃から注意が必要です。この記事では、子どもの熱中症対策をご紹介します。

子どもは熱中症になりやすい!

子どもは体温調節機能が未熟でうまく汗をかけず、また身長が低くて地面からの熱の影響を受けやすいため、大人よりも熱中症になりやすいとされています。熱中症はまれに重症化してけいれんや意識障害を起こす恐れもあるため、しっかり対策することが大切です。

子どもの熱中症を予防しよう!対策8選!

ここからは子どもの熱中症の予防方法をご紹介します。

こまめに水分補給をする

喉の渇きを自覚するころには、すでに多くの水分が失われています。子どもが飲み物を欲しがっていなくても、こまめに水分を補給するようにしましょう。

普段の水分補給であれば、麦茶や湯冷ましなどでかまいません。屋外で遊んでいるときや大量に汗をかいているときは、スポーツドリンクや子ども用のイオン飲料など、水分と塩分が同時に補給できる飲み物を飲ませてあげてください。

服装を調節する

服装の調節も子どもの熱中症予防に効果的です。首元や袖口がゆったりしている服や、麻やコットン素材の服は通気性がよく、体の熱を逃しやすくしてくれます。また屋外で遊ぶときは、太陽の熱を吸収しにくい白やベージュの服を選ぶといいでしょう。

定期的に休憩させる

子どもは夢中で遊ぶため、自分では体調の変化になかなか気付けません。元気そうにみえる場合でも、定期的に休憩させて顔色や汗のかき方をチェックしましょう。屋内や木陰など、涼しい場所で休ませてあげてくださいね。

温度と湿度を調節する

屋内でも熱中症になる恐れがあります。エアコンや扇風機を活用して温度や湿度を適切に保ちましょう。

ただ外気温との差が大きすぎると、部屋を出入りするときに体に負担がかかります。室温を28度くらいに保つのがおすすめです。

ベビーカーを長時間日なたに置かない

ベビーカーの座面は地面との距離が近く、地面からの熱の影響を受けやすいです。日なたはとくに地面が高温になっているので、ベビーカーを長時間置かないようにしましょう。

しっかり睡眠をとる

睡眠不足は体温調節機能を低下させ、熱中症のリスクを高める可能性があります。よく眠れるように、夜間もエアコンを使用したり、通気性や吸水性に優れた寝具を使ったりして、睡眠環境を整えましょう。お昼寝を挟むのもいいですね。

冷たいものを食べすぎない

暑いとアイスやジュースなど冷たいものばかり口にしがちですが、冷たいものは胃腸の働きを低下させます。栄養の吸収が十分できなくなると体力の低下につながり、熱中症のリスクが高まる可能性も。冷たいものは適度に楽しむようにして、食べすぎには気をつけましょう。

冷却グッズを活用する

屋外で活動するときは、携帯型扇風機やネッククーラーなどの冷却グッズを活用しましょう。

特にベビーカーの日よけカバーを使うと熱や湿気がこもりやすくなるので、冷却グッズで対策するようにしてください。

子どもの熱中症は予防が大切!

先にもご説明したとおり、子どもは熱中症になりやすいので、しっかり予防することが大切です。ただどんなに気をつけていても、暑い日が続くと体調を崩してしまい不安になることもあるかと思います。そんなときは、医療アプリ「キッズドクター」のチャット相談が便利です。看護師が個別に対応するので、子どもの症状に合わせたアドバイスをもらえます。相談は無料で利用できるので、困ったときは検討してみてくださいね。

キッズドクターは「こどもを守る!熱中症対策」を応援しています。

監修者について

監修者 | 医師 所 陽香
日本小児科学会認定小児科専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医。2011年卒業後、都内大学病院で初期研修。その後同大学病院小児科に入局し関連病院で勤務。入院患者から外来まで幅広く診療。現在二児の母。自身の子育ての経験も活かし、ご家族の不安に寄りそう医療の提供を心掛けています。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

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