子どもの熱中症を防ぐのにおすすめの服装は?

子どもの病気


夏に注意が必要な熱中症。子どもはとくに熱中症になりやすいため、水分補給や室温調節などの基本的な対策にくわえて、服装を調整することも大切ですよ。そこでこの記事では、子どもの熱中症予防におすすめの服装をご紹介します。

子どもの熱中症の原因は?

熱中症は、高温多湿な環境下で体温調節がうまくできなくなることにより起こります。とくに子どもは体温調節機能が未熟で、暑くてもうまく汗をかくことができません。そのため体内に熱がこもりやすく、熱中症にかかりやすいとされています。

また身長が低く地面からの熱の影響を受けやすいことも、子どもが熱中症になりやすい原因の一つです。

子どもの熱中症は服装調整で防げるの?

服装を調整することは、子どもの熱中症予防に効果があるとされています。適切な服装を選ぶことで、体の熱を放散しやすくしたり、太陽の熱の吸収を抑えたりすることが可能です。

子どもの熱中症予防におすすめの服装は?

ここからは子どもの熱中症予防におすすめの服装をご紹介します。

1.通気性がいい服

通気性がいい服は、体の熱を逃がして体温の上昇を防いでくれます。首元や袖口にゆとりがある服や、麻やコットン素材の服を選びましょう。

2.明るい色の服

黒や紺など濃い色の服は太陽からの熱を吸収するため、体に熱がこもりやすいとされています。外で遊ぶときには、白やベージュなど明るい色の服を着用するのがおすすめです。

3.吸湿性・速乾性のある服

人の体は汗を蒸発させることで体温を下げています。吸水性・速乾性のある服は汗の蒸発をスムーズにしてくれるため、熱中症予防に効果的です。

とくに直接肌に触れる肌着は、吸水性・速乾性に優れたものを選ぶといいでしょう。

4.帽子をかぶる

帽子をかぶって直射日光を防ぐことも大切です。

ただ長時間帽子をかぶっていると頭に汗をかき熱がこもりやすくなるので、ときどき帽子を外して汗の蒸発を促すようにしましょう。

子どもの熱中症は予防が大切!

子どもは熱中症になりやすく、脱水を起こして重症化するリスクもあるため予防することが大切です。とはいえ、具体的にどうしたらいいかわからないということもあるかと思います。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」のチャット相談が便利です。看護師が対応するため、熱中症の予防方法はもちろん、受診の目安や応急処置などについても教えてもらえます。無料で利用できるので、困ったときは検討してみてくださいね。

キッズドクターは「こどもを守る!熱中症対策」を応援しています。

監修者について

監修者 | 医師 三宅 優一郎
日本外科学会認定外科専門医、日本小児外科学会認定小児外科専門医。初期研修終了後、順天堂大学小児外科・小児泌尿生殖器外科に入局。大学病院やこども病院で研修。カナダで横隔膜ヘルニアの胎児治療の研究にも従事。専門は小児外科疾患。2児の父。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

参考文献

予防