子どもが扁桃炎になったら保育園は何日休む?登園の目安は?

子どもが扁桃炎になると、原因の細菌やウイルスによっては保育園や学校を休む必要があります。こちらの記事では、子どもが扁桃炎になったときの登園の目安についてご紹介します。
扁桃炎ってどんな病気?症状は?
扁桃炎とは、喉の奥にある「口蓋扁桃(こうがいへんとう)」に細菌やウイルスが感染して炎症が起こる病気です。
肺炎球菌、溶連菌、インフルエンザウイルス、アデノウイルスなどの細菌やウイルスによって起こり、原因ウイルスや細菌によって様々な症状があらわれます。
扁桃炎の主な症状は下記の通りです。
- 強い喉の痛み
- 喉の赤み、腫れ、食べ物のの飲み込みにくさ
- 高熱
人によっては下記のような全身症状があらわれることがあります。
- 倦怠感
- 悪寒
- 食欲不振
原因のウイルスや細菌によっては下記のような症状があらわれることがあります。
- リンパ節の腫れ
- 耳の痛み
- 頭痛
- 体に赤い発疹
- 舌にブツブツができる(いちご舌)
- 扁桃腺に白い膿がつく、口臭がきつくなる
子どもが扁桃炎になったら保育園は休ませる?何日休む必要があるの?
扁桃炎自体には保育園や学校を休ませるという決まりはありません。
ただし扁桃炎の原因になっている細菌やウイルスによっては、学校保健安全法で登園の目安が定められている場合があります。
例えばアデノウイルスが原因で扁桃炎が起こっている場合は、症状が消えてから2日後に出席可能、溶連菌が原因の場合は抗生剤の治療を開始してから24時間が経ち全身状態がよければ出席可能とされています。
このように、原因の細菌やウイルスによって登園の目安が異なります。判断が難しいときは病院で相談するようにしましょう。
登園停止が定められている病原体や登園再開の目安は、以下の記事にもまとめています。



また喉が痛くて食べ物や飲み物を飲み込むのがつらいとき、発熱しているときなどは、安静に休ませる必要があります。保育園はお休みして回復に努めるのがいいでしょう。
子どもが扁桃炎になったときの登園の目安は?
扁桃炎の原因が、学校保健安全法で出席停止日数が定められている感染症だった場合は、症状の回復を確認した上で決まりに則って登園させるようにしましょう。
原因の細菌やウイルスが学校保健法で定められていないものの場合の登園の目安は、症状が回復してからです。
喉の痛みや発熱、その他の症状がおさまり、日常生活を送れるようになってから登園させるようにしてください。
子どもが扁桃炎になったときの登園で気をつけることは?
保育園によっては、出席停止のルールを独自に定めている場合や、登園する際に登園許可証が必要な場合があります。登園再開前にルールを確認しておくようにしましょう。
また扁桃炎の原因によっては、周りへの感染リスクがあることもあります。特に治りたてのときは、マスクを着用する、咳やくしゃみをする際にティッシュやハンカチで口や鼻をおおうように教えるなど、咳エチケットを守れるようにしておくと良いでしょう。
子どもの扁桃炎で困ったらオンライン診療でも
子どもが扁桃炎になると、場合によっては登園許可証が必要なことがあるかと思います。書類を受け取るためだけに子どもを病院に連れて行くのは心配ですよね。そんなときはオンライン診療アプリ「キッズドクター」が便利です。家にいながらオンラインで医師の診察を受け、登園許可証を発行してもらうことが可能です。症状の不安やホームケアの方法について相談することもできますよ。困ったときは利用を検討してみてくださいね。
監修者について
