子どもの花粉症を予防する方法は?花粉症にさせないためにできること6選
春や秋が近づくと気になりだす花粉症。一度発症すると長く付き合っていくことになるので、できるだけ発症しないようにしたいですよね。そこで今回は、子どもの花粉症を予防する方法をご紹介します。もちろん大人にも当てはまることなので、家族みんなで取り組んでみてくださいね。
子どもも花粉症になるの?
花粉症は、花粉を吸い込んだ経験が体に蓄積され、体内に抗体が増えていくことで発症します。そのため年齢を重ねるほど発症しやすくなりますが、抗体の作られやすさには個人差があるので、子どもでも花粉症を発症することはあります。
とはいえ小さな子どもが発症するのはまれで、小学校に入学する頃から増えだします。アレルギー性鼻炎ガイド(2021年版)によると、スギ花粉症をもっている子どもの割合は、0〜4歳で3.8%、5〜9歳で30.1%、10〜19歳で49.5%です。
子どもの花粉症は予防できる?
花粉症は以下のようなメカニズムで発症します。
- 花粉が鼻や目から体内に侵入する
- 体が花粉を異物とみなし、抗体を作る
- 再び花粉が体内に入ると、体で作らた抗体と結びつき、化学物質が分泌される
- その結果、花粉を体外に排出しようという働きにつながり、くしゃみや鼻水、涙などが出る
花粉症を予防するには、最初の「花粉が鼻や目から体内に侵入する」部分をコントロールするしかありません。つまり、できるだけ花粉を体内に取り込まないようにすることが予防につながります。
抗体の作られやすさには個人差があるため、花粉を吸い込む量を減らすと絶対に花粉症が発症しないとは言い切れませんが、予防になることは間違いありません。
子どもの花粉症を予防する方法6選!
それではここから、子どもの花粉症を予防するための方法をご紹介します。
花粉症の予防方法①
メガネやマスクを着用する
花粉が飛んでいる時期に外出するときは、メガネやマスクを着用して花粉が体内に侵入するのを防ぎましょう。子ども用の花粉防護メガネが販売されているので、安全の観点からもできるだけ専用のものを選ぶことをおすすめします。ツルツルした服を着るのも、花粉がつきにくくなるのでおすすめです。
花粉症の予防方法②
花粉の飛散量が多い日は外出を自粛する
花粉の飛散が始まると、ニュースやwebサイトなどでその日の花粉の飛散量が発表されます。花粉の飛散量が多い日は、できるだけ外出を控えるのもいいでしょう。風邪が強い日、雨の日の翌日などは特に飛散が多くなります。
花粉症の予防方法③
帰宅後に花粉を払い、手洗いや洗顔を行う
外出先から帰宅したら、玄関に入る前に服や髪の毛についた花粉を払いましょう。室内にできるだけ花粉を持ち込まないようにします。その後はしっかり手洗いやうがいを行います。顔を洗ったりシャワーを浴びたりできるとさらにいいですね。
花粉症の予防方法④
花粉が多い日は外に洗濯物を干さない
花粉の飛散が多い日に屋外に洗濯物を干していると、洗濯物に花粉が付着します。そのため花粉の季節はできるだけ室内に干すのがおすすめです。屋外に干す場合は、取り込む前にしっかり花粉を払いましょう。
花粉症の予防方法⑤
部屋を適度に加湿して、こまめに掃除する
部屋が適度に加湿されていると、花粉に水分が付着し、重くなって下に落ちやすくなります。これをモップなどでこまめに掃除すると、室内にある花粉をこまめに取り除くことができますよ。
花粉症の予防方法⑥
空気清浄機を24時間稼働させる
空気清浄機を使うと室内の花粉の飛散を防ぐことができます。最近は花粉モードが搭載されたものや、加湿機能を備えたものも販売されていますよ。
花粉症のホームケアに悩んだら…
ここまで花粉症の予防方法をお伝えしましたが、どんなに気をつけていても花粉症になってしまうこともあります。子どもに花粉症かな?と思われる症状があらわれたら、症状を緩和するためのホームケアを行いましょう。どのように対処していいか迷うときは、医療アプリ「キッズドクター」のチャット健康相談がおすすめです。看護師に無料で相談でき、個別にアドバイスがもらえます。困ったときは検討してみてくださいね。