子どものインフルエンザで病院を受診する目安やタイミングは?病院に行かないとどうなる?
子どもがインフルエンザに感染して急に高熱を出すと「すぐに病院につれて行くべき?」と受診のタイミングに悩みますよね。そこでこの記事では、子どものインフルエンザが疑われるときの受診のタイミングや、再受診の目安などをご紹介します。
これってインフルエンザ?子どもに表れやすい症状は?
子どもがインフルエンザにかかると、以下のような症状が表れます。
- 38℃以上の急な発熱
- 頭痛
- 倦怠感
- 関節痛、筋肉痛
- 嘔吐、下痢、腹痛
- 喉の痛み
- 咳、鼻水
喉の痛みや鼻水などから始まる風邪とは違い、インフルエンザでは急に38℃以上の発熱が表れるケースが多くみられます。発熱と同時に関節痛や筋肉痛などが表れることもあります。発熱したのちに、咳や鼻水、場合によっては嘔吐や下痢、腹痛といった胃腸症状をともなうこともあります。
子どものインフルエンザで病院を受診するタイミングは?
子どものインフルエンザで病院を受診するタイミングは、症状が表れてから12~48時間以内が良いとされています。これは発熱直後だと正確に検査ができず、48時間を過ぎると治療薬の効果が薄れてしまうためです。
ただ子どものインフルエンザは重症化するリスクもあるため、気になる症状がある場合は経過時間に関係なく早めに病院を受診してくださいね。
子どものインフルエンザは病院に行かなくてもいい?受診しないとどうなる?
インフルエンザは一般的に薬を飲まなくても自然と治ることがほとんどで、病院に行って薬を処方してもらわないと治らないというわけではありません。
ただし子どものインフルエンザは大人に比べて重症化リスクが高く、脱水などを起こす可能性もあるため、受診して医師にアドバイスをもらったり、薬を処方してもらったりしておくのが安心です。
インフルエンザがなかなか治らない…再受診は必要?
ほとんどの子どもは、インフルエンザに感染しても3〜5日ほどで熱が下がり自然に治ります。ただ、まれに急性脳症や肺炎などを合併したり、高熱が続くことで脱水を起こしたりすることがあるため、以下の症状が見られるときは再度病院を受診しましょう。
- 高熱が5日以上続いている
- 呼吸が速く息苦しそうにしている
- 水分がとれずおしっこが出ない
- 顔や唇の色が悪い
- けいれんを起こした
- 異常行動が見られる
- ぐったりしている
咳や鼻水がなかなか治らなくても、熱が下がり元気があれば再受診の必要はありません。引き続きホームケアで様子をみてあげてくださいね。
インフルエンザのホームケアで悩んだら…
子どもがインフルエンザに感染したときの受診の目安を紹介しましたが、インフルエンザは子どもによって症状が違うこともあるため「本当にこのまま様子見で大丈夫なのかな?」と不安になることもあるかと思います。そんなときは、子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。看護師にチャット形式で相談することができ、個別のアドバイスがもらえます。相談は無料なので、困ったときは検討してみてくださいね。