子どもの食欲がないのは大丈夫?食欲不振の対処法は?

子どもの食欲がないと心配になりますよね。体調が悪いのか、改善するにはどうしたら良いのか悩むこともあるかと思います。こちらの記事では、子どもの食欲がないときの対処法や受診の目安をご紹介します。
子どもの食欲がないのは大丈夫?
基本的には、水分がしっかり摂れていて、2〜3日であれば、食欲がなくてもそこまで心配する必要はありません。
ただし食欲がない状態が続いたり、体重が減ったりしている場合は注意が必要です。
この後の章で食欲不振の対処法や受診の目安について詳しくご説明します。
子どもの食欲不振の原因は?
食欲不振は様々な原因で起こります。一般的な原因には以下のようなものがあります。
- 不安やストレス
- 睡眠不足
- 夏バテ
- 便秘
- 生活リズムや自律神経の乱れ
- 胃や腸など消化器の不調や病気
- 風邪や発熱などの体調不良
- 虫歯などや口の中のトラブル
- 歯の生え変わるタイミング時期や
- おやつの食べ過ぎ など
子どもが食欲がないときの対処法は?
ここからは子どもが食欲がないときの対処法をご紹介します。
水分補給をしっかりと行う
食欲がないときも、水分補給はしっかり行いましょう。食欲がなくて食事の回数や分量が減ると、いつも食事のときに自然と摂れている分の水分が不足してしまいます。いつもよりこまめに水分を摂らせるよう意識してください。
食事がまったく摂れていないときは、水だけでなく塩分や糖分も一緒に摂りましょう。経口補水液や子ども用イオン飲料でも良いですし、あまり子どもが好んで飲まない場合はりんごジュース、野菜スープ、お味噌汁などを飲ませても良いでしょう。
無理に食べさせない
子どもの食欲がないときには、無理に食べさせないようにしましょう。精神的に負担がかかり、食事自体が嫌なものになってしまう可能性があります。子どものペースで少しずつ普段通りに戻していけるよう、寄り添えると良いですね。
自律神経を整える
自律神経が乱れていると、食欲不振になることがあります。自律神経を整えるために、規則正しい生活を心がけましょう。ゆっくりと入浴する時間を作る、外で体を動かして遊ぶなども意識してみてください。
食べやすいものを食べられるだけ食べさせる
食欲がなくても食べやすいものがあれば、食べられる量だけ食べさせてあげるようにしましょう。
食欲がないときは、一般的に胃腸を刺激しない消化の良いものが食べやすいです。ヨーグルト、ゼリー、スープ、柔らかく煮た野菜、うどん、おかゆ、りんごやバナナなどのフルーツなどのなかで、食べられるものを無理なく食べさせてあげてください。
小児科を受診する
食欲がない状態が続いて心配な場合は、受診するのもひとつの方法です。まずは既往歴を把握しているかかりつけの小児科を受診して、相談してみてくださいね。
子どもの食欲不振での受診目安は?
先にご説明した通り、食欲不振が一時的なもので水分がしっかり摂れていれば、しばらく様子を見てもかまいません。ただし下記のような場合は受診するようにしてください。
- 食欲がない状態が1週間以上続いている
- 2日以上全く食事が食べられない
- 食欲がなく、体重が減ってきた
- 食欲がなく、痛みや発熱など他の症状がある
また水分が摂れない、水分や食べ物を摂るとすぐに嘔吐してしまう場合は、急いで受診するようにしてください。
上記にあてはまらなくても、子どもに食欲がなく心配な場合は、一度小児科で相談してみると良いでしょう。
子どもの食欲で困ったらチャットで相談
子どもの食欲がないと、病院で診てもらった方が良いのか、改善する方法はないのかなど心配になりますよね。そんなときは子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。看護師にチャットで相談して、子どもの状況に合わせたアドバイスをもらうことができます。困ったときは利用を検討してみてくださいね。
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