運動会や遠足後に子どもが発熱!行事後の風邪の原因や対処法、受診の目安

子どもの病気


運動会や遠足などの行事が終わったあと、子どもに発熱や風邪症状がみられると、「行事で疲れたせい?」「ほかに原因があるの?」と気になりますよね。そこで今回は、行事後に子どもが体調を崩した場合の原因や、家庭での対処法、受診の目安などをご紹介します。

子どもが行事のあとに発熱しやすいのはなぜ?運動会や遠足後に体調を崩す主な原因

運動会や遠足のあとに子どもが発熱するのは、そこまで珍しいことではありません。「疲れが原因かな?」と思うかもしれませんが、発熱は感染症などに対する体の防御反応として起こることが多く、疲れだけが原因とは限りません。
行事後に体調を崩す背景には、主に次のようなことが考えられます。

行事前後の疲れや生活リズムの変化

運動会では、当日だけでなく事前の練習でいつも以上に体を動かします。遠足でも長い距離を歩くなど、普段より活動量が増えます。また、行事を楽しみにしてなかなか眠れなかったり、いつもより早起きをしたりして、睡眠時間が短くなることもあります。

このように、運動会や遠足の前後は普段より疲れがたまったり、生活リズムが乱れたりして、体調を崩す原因となることがあります。

大勢の子どもと過ごすことでウイルスや細菌に触れる機会が増える

運動会や遠足では、園や学校の友達と長時間一緒に過ごすので、感染症にかかる機会が増えます。特にクラスや学年で感染症が流行している場合は注意が必要です。

また風邪などの原因となるウイルスや細菌には、感染してから症状が出るまでの「潜伏期間」があります。そのため行事当日に感染したとは限らず、それ以前に感染していて、たまたま行事のあとに症状があらわれることもあります。

暑さによって体調を崩すことも

運動会や遠足が行われることが多い季節は、気温が高くなる日も少なくありません。暑い中、長時間屋外で活動して脱水や熱中症になると、体温が上昇したり、頭痛や吐き気、だるさなどの症状があらわれたりすることがあります。

ただの風邪?それとも別の感染症?行事後に気をつけたい病気

行事後の発熱に、鼻水や咳、のどの痛みなどを伴う場合は、一般的な風邪の可能性があります。ただし、似た症状がみられる感染症はほかにもあります。
ここでは、行事後に発熱したときに考えられる主な感染症をご紹介します。

風邪(急性上気道炎)

いわゆる「風邪」の多くは、様々なウイルスによる感染症です。
発熱のほか、鼻水や鼻づまり、咳、のどの痛みなどの症状がみられます。

インフルエンザ

インフルエンザでは、発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛・関節痛などの全身症状とともに、咳や鼻水などがみられることがあります。
流行している時期に突然高い熱が出た場合は、インフルエンザの可能性も考えられます。

RSウイルス感染症

RSウイルス感染症では、鼻水や咳などの症状から始まり、発熱することがあります。
特に乳幼児では、症状が悪化すると細気管支炎や肺炎を起こし、ゼーゼー・ヒューヒューする、呼吸が苦しそうになるなどの症状がみられることがあります。

咽頭結膜熱(プール熱)

アデノウイルスによる感染症の一つです。発熱やのどの痛み、目の充血などの症状がみられ、発熱が数日続くこともあります。

溶連菌感染症

溶連菌感染症では、発熱やのどの痛み・腫れなどがみられます。舌が赤くなったり、全身に赤い発疹が出たりすることもあります。

運動会や遠足など行事のあとに熱が出た・風邪を引いたときの家庭でのケア方法

行事後に発熱しても、水分がとれていて眠ることができ、比較的元気がある場合は、自宅で安静にさせながら様子をみましょう。

こまめに水分補給をする

発熱すると汗などによって体から水分が失われやすくなります。
一度にたくさん飲ませるのではなく、水や麦茶など子どもが飲みやすいものを、少しずつこまめに与えましょう。

ゆっくり休ませる

運動会や遠足のあとは、元気に見えても疲れがたまっていることがあります。
発熱や風邪症状があるときは無理に外出したり運動したりせず、家でゆっくり休ませましょう。

食欲がないときは無理に食べさせない

熱や風邪の症状があると食欲が落ちることがあります。
水分がしっかりとれていれば、無理に食べさせる必要はありません。食べられそうであれば、消化がよく食べやすいものを少量ずつ与えましょう。

子どもの全身の様子を確認する

子どもの体調を判断するときは、発熱の有無や熱の高さだけでなく、以下もチェックしましょう。以下項目について変わった様子や心配なことがある場合は、早めに病院で受診してください

  • 水分がとれているか
  • おしっこが出ているか
  • 呼吸が苦しそうではないか
  • 顔色は悪くないか
  • ぐったりしていないか

子どもの発熱や風邪症状で受診する目安

前述の通り、発熱や風邪症状があっても、食欲があり機嫌がよく、水分もとれている場合は、しばらく自宅で様子をみてもかまいません。

ただし次のような症状があるときは、診療時間内に医療機関を受診しましょう

  • 高熱が続いている
  • 咳がひどくなっている
  • のどの痛みが強く、食事や水分をとりにくい
  • 発疹がある
  • 耳の痛みを訴えている
  • 発熱や風邪症状が長引いている


また次のような症状がある場合は、早急に医療機関を受診する必要があります夜間や休日は救急外来を受診しましょう

  • 水分がとれず、半日以上尿が出ていない
  • 呼びかけに反応せず、ぐったりしている
  • 顔や唇の色が悪い
  • けいれんを起こした
  • 呼吸が速く、息苦しそう
  • 嘔吐を繰り返している
  • 呼吸が浅く、小鼻がぴくぴくしている
  • 生後3ヶ月未満で発熱している

子どもの急な発熱や風邪は、オンラインでも相談できます

運動会や遠足のあとに発熱や風邪の症状がみられたら、まずは水分をとってゆっくり休ませ、子どもの様子を確認しましょう。症状が続いたり、いつもと様子が違ったりする場合は、一度受診するといいでしょう。ただ、行事後に疲れている子どもを連れて病院へ行くのは大変ですよね。
そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。自宅にいながらスマホで医師の診察を受けることができ、行事後の発熱や風邪についての相談も可能です。医師が必要と判断した場合には薬も処方されるので、困ったときにはぜひ活用してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 三宅優一郎
日本外科学会認定外科専門医、日本小児外科学会認定小児外科専門医。初期研修終了後、順天堂大学小児外科・小児泌尿生殖器外科に入局。大学病院やこども病院で研修。カナダで横隔膜ヘルニアの胎児治療の研究にも従事。専門は小児外科疾患。2児の父。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

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