百日咳の特徴や初期症状とは?
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子どもが咳をしていると「もしかして百日咳かも?」と心配になることもあるかと思います。そこでこの記事では、百日咳の特徴や初期症状などをご紹介します。
百日咳とは?
百日咳は、百日咳菌という細菌によって引き起こされる感染症です。子どもに多くみられますが、感染力が強く大人にもうつることがあります。適切な治療を受ければ軽症で済む場合がほとんどですが、特に生後6ヶ月未満の乳児では稀に肺炎や脳症を合併して重症化することもあるため注意が必要です。
百日咳の特徴は?
百日咳の特徴は、咳が段階的にあらわれて長期間続くことです。各段階の期間には個人差がありますが、一般的にカタル期(約2週間)、痙咳期(約2~3週間)、回復期(約2~3週間以上)の順に症状が進みます。このうち、百日咳に特有の咳症状があらわれるのは痙咳期で、主に下記のような特徴があります。
- 短い咳が連続して出る
- 息を吸うときに「ヒュー」という笛のような音が出る
- 顔面の腫れ、咳き込んだ後の嘔吐などを伴うことがある
百日咳の初期症状は?
百日咳に感染すると通常7~10日間ほどの潜伏期間を経た後、初期症状として風邪のような症状があらわれます(カタル期)。これらの症状は2週間ほど続くのが一般的で、だんだんと咳の回数と激しさが増していきます。
百日咳の初期症状がみられたらどうする?
百日咳の初期症状がみられたら、早めに病院を受診しましょう。百日咳は抗菌薬による治療を受けることで、一般的に5日ほどで周囲への感染リスクがなくなり、カタル期の症状を和らげる効果も期待できます。また前述のとおり、生後6ヶ月未満の乳児では重症化するリスクもあるため、百日咳が疑われる症状が少しでもみられたら医師の診察を受けるようにしてくださいね。
子どもの咳症状の相談はオンラインでも
記事内でご説明したとおり百日咳の初期症状は風邪と似ているので、見分けるのが難しいことがあります。そのため受診のタイミングに迷うこともあるかもしれません。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。看護師との個別チャットで受診の目安を相談したり、自宅にいながらスマホで医師のオンライン診療を受けたりすることができますよ。困ったときは、ぜひ検討してみてくださいね。
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