子どもの咳にはちみつが効くの?飲ませ方は?

子どもの病気


子どもが咳をしているとホームケアで少しでも楽にしてあげたいですよね。咳にははちみつを飲ませるのが良いと聞いたことがある方もいるかと思います。こちらの記事では、咳の症状があるときのはちみつの摂り方、はちみつを食べさせる際の注意点などをご紹介します。

子どもの咳にはちみつが効くの?

これまで発表されているいくつかの研究・論文で、はちみつを飲むことで咳を抑える結果が出たという報告がされています
はちみつは栄養価が高く、抗酸化作用や抗菌力がある成分が含まれているため、咳を抑えることができるのではないかといわれています。

【注意】はちみつは1歳未満には食べさせない!

1歳未満の子どもがはちみつを食べると乳児ボツリヌス症になる危険性があるため、食べさせないようにしてください
ハチミツに混入している可能性があるボツリヌス菌が、まだ腸内環境が整っていない生後1歳未満の赤ちゃんの体内に入ると、菌が腸内で増えて毒素を出し、便秘、筋力の低下、元気がなくなる、首のすわりが悪くなるなどの症状を引き起こすことがあります。はちみつを与えるのは1歳以上になってからにしてください。

子どもに咳の症状ががあるときのはちみつの飲ませ方

ここからは子どもが咳をしていてはちみつを与える際におすすめの飲ませ方をご紹介します。

いつはちみつを飲ませる?

飲ませやすい時間に飲ませてかまいません。咳の症状が夜にかけてひどくなる場合は、寝る前に飲むのがおすすめです。

どれくらいの量を飲ませる?

はちみつは咳に良いとされていますが、糖分が高いため摂りすぎには注意する必要があります。子どもに飲ませるときは、まずはティースプーン半分〜1杯程度を目安にするのが良いでしょう。

どのように飲ませる?

咳が出るときは喉をあたためると症状が和らぐことがあるため、あたためたミルクや白湯などにはちみつを溶かして飲ませるのがおすすめです。ビタミンCが多く含まれているレモンのスライスやレモン汁を入れたり、咳に良いとされている生姜の搾り汁やすりおろしたものを加えるのもおすすめです。

子どもの咳で悩んだらオンラインで受診も

子どもが咳をしてつらそうにしているとき、少しでも楽になるように薬を飲ませたい、症状を和らげる方法が知りたいということがあると思います。オンライン診療アプリ「キッズドクター」なら、家にいながら診察を受け、症状に応じたケアの方法を教えてもらったり、医師が必要と判断したときには薬の処方をしてもらったりすることもできますよ。困ったときは利用を検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 三宅 優一郎
日本外科学会認定外科専門医、日本小児外科学会認定小児外科専門医。初期研修終了後、順天堂大学小児外科・小児泌尿生殖器外科に入局。大学病院やこども病院で研修。カナダで横隔膜ヘルニアの胎児治療の研究にも従事。専門は小児外科疾患。2児の父。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

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