子どものくしゃみと鼻水で考えられる原因は?
子どもにくしゃみと鼻水の症状が見られると「風邪かな?」と気になりますよね。ただ、発熱がなく元気だと、何が原因なのかわからないこともあるかもしれません。そこでこの記事では、子どものくしゃみと鼻水の原因や受診目安、ホームケア方法などをご紹介します。
子どもにくしゃみと鼻水の症状が見られるときに考えられる原因は?
くしゃみは鼻に入り込んだ異物を空気の勢いで外へ吹き飛ばすために、鼻水は異物を水分で外に洗い流したり鼻の粘膜が乾燥しないように守ったりするために出ます。子どもにくしゃみと鼻水の症状があらわれた場合、主に次のような原因が考えられます。
風邪
くしゃみや鼻水は風邪の症状のひとつです。風邪の場合の鼻水は、初期は水っぽく透明で、治りかけてくると黄色っぽく粘り気のあるものに変わっていくのが一般的です。
くしゃみ・鼻水と同時に、発熱や咳、喉の痛み、頭痛、だるさといった症状を伴うことも多いです。
アレルギー性鼻炎
ハウスダストやダニ、ペットの毛などアレルギーを引き起こす物質(アレルゲン)に体が反応して鼻の粘膜が炎症を起こすと、くしゃみと鼻水の症状があらわれることがあります。
鼻水は基本的にサラサラしていて無色ですが、鼻炎が長引き粘膜の炎症が悪化したり細菌感染を伴ったりすると、黄色や緑色の粘り気のある鼻水に変わることもあります。くしゃみは繰り返し何度も起こることが多いです。
アレルギー性鼻炎では、くしゃみと鼻水のほかに、目・鼻のかゆみや鼻づまりが起こりやすいのが特徴です。目はしょぼしょぼと強いかゆみが特徴で、水っぽい目やにや充血の症状があらわれることもあります。
花粉症
花粉症の代表的な症状に、くしゃみと鼻水があります。花粉症は、体内に入ってきた花粉を体が有害なものと誤って認識して強い反応を起こすアレルギーのことで、近年子どもの発症が増えています。
ハウスダストやペットの毛などによるアレルギー性鼻炎の場合、くしゃみと鼻水といった症状は1年を通して起こりやすいですが、花粉症の場合は花粉の飛散時期にだけ起こるのが特徴です。また花粉症では、くしゃみ・鼻水以外に、目のかゆみや充血、喉のかゆみや違和感、肌荒れといった症状が見られることもあります。
寒暖差(血管運動性鼻炎)
季節の変わり目など朝晩の気温差が大きいと、くしゃみと鼻水の症状があらわれることがあります。これは寒暖差によって自律神経が過度に働くことが原因とされており、特に1日の気温差が7℃以上になると不調が起こりやすいとされています。
個人差はありますが、くしゃみ・鼻水のほかに咳や頭痛、疲労感、食欲不振などが見られることも多いです。
子どものくしゃみと鼻水で受診する目安は?何科を受診する?
子どもにくしゃみ・鼻水の症状があっても、本人がつらそうでなく、ほかの症状がなければ、そのまましばらく様子を見てもかまいません。
ただし発熱や咳を伴っている、くしゃみと鼻水がひどくて遊びや学習に集中できないなど日常生活に影響がある、といった場合は、病院を受診してください。特に鼻水はそのままにしておくと、中耳炎や副鼻腔炎といった合併症を引き起こすこともあるため、早めに受診しましょう。
受診する際は、小児科または耳鼻科へ行きましょう。風邪なのかアレルギー性鼻炎や花粉症なのかの見分けがつきにくい場合は、幅広い観点で診察してもらえる小児科がおすすめです。
いつから症状が出たかメモをしておく、鼻水の色の変化を写真に撮っておくなどすると、診察がスムーズに進みやすいですよ。
子どものくしゃみ・鼻水のホームケア方法
子どものくしゃみと鼻水では原因にあった治療をすることが大切ですが、家庭では次のようなホームケアを行うといいでしょう。
加湿する
空気が乾燥して鼻の粘膜が刺激されると、くしゃみと鼻水が出やすくなります。室内の湿度は50〜60%に保つようにしましょう。
加湿器を使う、洗濯物を室内干しにする、濡れタオルを干す、といったことで加湿ができます。子どもが2歳以上で嫌がらなければ、マスクを着用するのも乾燥予防につながります。湯舟にしっかりつかるのも効果的です。
鼻水を吸う
鼻水がひどく鼻づまりを起こしていて、自分で鼻をかめない子どもの場合は、鼻吸い器や綿棒で鼻水を取り除いてあげましょう。
このとき、鼻の粘膜を傷付けないように頭をしっかり固定して行うことが大切です。嫌がって動いてしまうときはママやパパの足の間に子どもを寝かせ、太ももや膝で両手を押さえるのもいいでしょう。頭が固定できたら、次の方法を参考に鼻水を取り除いてあげてください。
鼻吸い器を使う方法
- 鼻吸い器のノズルを鼻の穴の入り口にやさしく密着させる(鼻の穴の向きに合わせて斜め上を意識する)
- ゆっくり回しながら、よく吸えるポイントを探す
- 何回かに分けて吸い取る(耳への負担を軽くするため)
綿棒を使う方法
- 細めの綿棒を用意する
- 綿棒の先端にベビーオイルをつける
- 鼻の入り口付近にある鼻水をそっと拭き取る(奥まで入れすぎないように注意する)
空気清浄機を使う
アレルギーが原因で鼻水とくしゃみの症状がある場合は、空気清浄機を適切に使って室内に漂うハウスダストや花粉の飛散を抑えましょう。ただし床に落ちたハウスダストや花粉は空気清浄機では取り除けないため、ウェットシートや濡れた雑巾でこまめに床掃除を行うとより効果が高まります。
生活習慣を整える
風邪やアレルギー、寒暖差によるくしゃみ・鼻水は、免疫力が低下したり疲れが溜まったりしているときに特に起こりやすいです。免疫力を高めたり疲れをとったりするために、規則正しい生活をはじめ、栄養バランスのとれた食事や適度な運動など生活習慣を整えることを心がけましょう。
子どものくしゃみ・鼻水の診察はオンラインでも
子どものくしゃみと鼻水はよく見られる症状ですが、原因によって治療法やホームケア方法が変わってくるため、できるだけ早く原因を見つけることが大切です。ただ、どのタイミングで病院へ行ったらいいのか、そもそも受診するべきなのか迷うこともあるかと思います。
そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。自宅にいながらスマホで医師の診察を受けることができ、くしゃみ・鼻水についての相談も可能です。医師が必要と判断した場合には薬も処方されるので、困ったときにはぜひ活用してみてくださいね。
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