子どもがおたふくかぜのときの過ごし方は?対処法まとめ
子どもがおたふくかぜでつらそうにしていると、家庭で少しでも楽に過ごせるようにしてあげたいと思いますよね。こちらの記事では、子どもがおたふくかぜにかかったときの対処法や過ごし方のポイントをお伝えします。
おたふくかぜの症状は?
おたふくかぜの原因であるムンプスウイルスに感染すると、2〜3週間の潜伏期間を経て、下記のような症状が現れます。
- 突然の発熱
- 耳のすぐ下にある耳下腺、あごのえら辺りにある顎下腺、あごにある舌下腺の腫れ、痛み
- 頭痛
- 筋肉痛
- 飲み込むときの喉の痛み
- 食欲不振
- 耳の痛みや違和感
通常は1〜2週間で自然に治ることがほとんどです。頻度は高くありませんが、精巣炎、卵巣炎やウイルス性髄膜炎などの合併症を引き起こすことがあります。
またムンプスウイルスは感染しても症状が現れないことも多く、必ずしも上記の症状が見られるわけではありません。
子どもがおたふくかぜにかかったときの対処法は?
ここからは子どもがおたふくかぜにかかったときの対処法をご紹介します。
安静に過ごす
おたふくかぜには特別な治療方法や特効薬はなく、対症療法を行いながら安静にして回復を待つのが基本です。症状の悪化を招かないためにも、できる限り横になって安静に過ごさせるようにしましょう。
腫れた部分が痛む場合は冷やす
耳下腺や顎下腺などが腫れて痛む場合は、冷やすことで痛みが和らぐことがあります。水で濡らして絞ったタオルやガーゼを巻いた保冷剤で痛むところを冷やしてあげましょう。
こまめに水分補給をする
発熱で汗をかき体の水分が失われるため、脱水にならないようこまめに水分補給させることを意識しましょう。
処方された薬を服用する
おたふくかぜの抗ウイルス薬はありませんが、病院で受診すると症状に応じて解熱剤や鎮痛剤を処方されることがあります。症状がつらいときには、用法用量を守って服用させましょう。
子どもがおたふくかぜにかかったときの過ごし方のポイントは?
ここからはおたふくかぜにかかったときの過ごし方のポイントをご紹介します。
食事について
おたふくかぜにかかると、噛むときに痛みを感じることがあります。耳下腺や顎下腺が腫れているときは、雑炊や柔らかく煮込んだうどん、にゅうめんなど、柔らかいものを食べさせるようにしましょう。また唾液が分泌されるときも痛みを感じやすいため、唾液を分泌しやすい酸味のある食べ物は避けるのが良いでしょう。
お風呂について
熱や痛みがあるときは、症状が悪化する可能性があるためお風呂に入るのは避けた方が良いでしょう。気になる場合はお湯で濡らして絞ったタオルで体を拭いてきれいにしてあげましょう。
外出について
おたふくかぜに感染したときの保育園や幼稚園などへの登園について、学校保健安全法では「耳下腺、顎下腺、舌下腺の腫れが現れてから5日を経過し、かつ全身状態が良好になるまで出席停止」と定められています。
元気になってきても腫れが現れて5日を経過するまでは、他の人にうつす可能性もあるため外出は控えましょう。またおたふくかぜは他の感染症に比べて合併症のリスクが高いため、しっかりと症状が治ったのを確認するまでできるだけ家で安静にするのが良いでしょう。
子どものおたふくかぜで困ったらオンライン診療がおすすめ
子どもがおたふくかぜにかかると、頬や顎が痛くてみでいつものようにご飯が食べられなかったり、熱が出て思うように動けなかったりすることも多く、少しでも早く楽にしてあげたいと思いますよね。オンライン診療アプリ「キッズドクター」なら、家にいながら医師の診察を受け、症状に適した対処法を教えてもらうことができます。困ったときは利用を検討してみてくださいね。