子どもの膀胱炎の対処法や治し方は?
子どもが膀胱炎でつらそうにしていると、できるだけ早く治して楽にしてあげたいですよね。こちらの記事では膀胱炎の治し方や家庭でのケア方法をご紹介します。
子どもの膀胱炎の症状と原因は?
膀胱炎の原因は、尿道口(尿の出口)から膀胱内に大腸菌などの細菌が侵入して感染することです。通常は尿道口から細菌が侵入しても尿によって洗い流されますが、疲労やストレス、体調不良などで免疫力が下がっていると感染しやすいといわれています。
子どもが膀胱炎になると下記のような症状があらわれます。
- トイレに行く回数が多い(頻尿)
- 排尿時に痛みが生じる
- 尿を出しにくい
- 1回の尿量が少なく残尿感がある
- 血尿が出る
子どもの膀胱炎の治し方は?
子どもが膀胱炎になったら、できるだけ早く治してあげたいですよね。
排尿時の痛みや頻尿などの症状があり膀胱炎が疑われる場合は、まず病院を受診しましょう。かかりつけの小児科や近くの小児泌尿器科で診てもらうのが良いでしょう。膀胱炎自体は緊急で治療が必要な病気ではありませんが、放置すると重症化するおそれもあるため一度受診しておくと安心です。
受診して尿検査を行い膀胱炎と診断されたら、一般的に抗生物質が処方されます。服用すると1週間から10日間ほどで治ることがほとんどです。
受診するまでに時間がある場合には、水分をたくさん摂っておしっこを何度も出し、膀胱内の菌を洗い流すようにしましょう。
子どもの膀胱炎の家庭での対処法は?
ここからは膀胱炎で受診した後、ホームケアで気をつけることをご紹介します。膀胱炎を繰り返さないためにも、できるだけ普段から意識できると良いですね。
外陰部を清潔に保つ
膀胱炎のときは外陰部を清潔に保つことが大切です。おむつをつけている場合は、汚れたおむつを長時間着用したままにせず、できるだけこまめに交換することを意識しましょう。
トイレでお尻を拭くときは、前から後ろへと拭くようにします。下痢などでお尻が汚れたときは、可能であればシャワーなどでサッと流すのもおすすめです。
トイレを我慢させない
膀胱炎を発症したとき何度もトイレに行きたくなるのは、体が尿と一緒に細菌を体外に出そうとしているからです。尿意を感じたら我慢せずにトイレに行くことを促しましょう。
トイレを我慢すると細菌が尿道や膀胱内に停滞して繁殖し、膀胱炎になりやすくなるため、普段からトイレはこまめに行かせるようにしましょう。
水分をしっかり摂る
膀胱炎のときは水分をいつもよりもしっかり摂ることを意識してみてください。水分をしっかり摂ることで排尿量が増え、尿と一緒に細菌を体の外に出すことが期待できます。
しっかり休ませる
膀胱炎のときは体の免疫力が下がって体が細菌に負けている状態です。寝不足になったり体に疲れが残ったりしないよう生活習慣を見直し、できるだけ体を休ませるようにしましょう。
膀胱炎の悩みはオンライン診療でも
膀胱炎は子どもが症状を詳しく説明するのが難しく、ホームケアに不安を感じることもあるかもしれません。そんなときは子どものオンライン診療アプリ「キッズドクター」が便利です。家にいながら診察を受け、症状の経過やホームケアについても相談することができます。困ったときは利用を検討してみてくださいね。