子どもがインフルエンザで味覚障害になることもある?対処法は?
大人は風邪や体調不良で味覚障害が起こることがありますが、子どもがインフルエンザにかかったときにも味覚障害になることがあるのでしょうか?この記事では、子どもがインフルエンザで味覚障害になるのかや、味覚障害になったときの対処法などをご紹介します。
子どものインフルエンザの症状は?
子どもがインフルエンザウイルスに感染すると、1~3日ほどの潜伏期間を経た後、下記のような症状があらわれます。
- 38℃以上の急な発熱
- 頭痛
- 筋肉痛、関節痛
- 鼻水
- 咳
- 喉の痛み
子どもはまれに肺炎や脳症を合併して重症化することもあるため、風邪のときよりも手厚くホームケアを行う必要があります。
子どもがインフルエンザで味覚障害になることもある?
子どものインフルエンザでは、食べ物の味がわからなかったり薄く感じたりするなど味覚障害の症状があらわれることもあります。味覚障害の原因によっては治療が必要になることもあるので、注意して経過を見守りましょう。
インフルエンザで味覚障害になる原因は?
インフルエンザで味覚障害になる主な原因として、下記のようなことが考えられます。
鼻づまりにより嗅覚が低下している
鼻水や鼻づまりの症状があると、嗅覚が低下して味が感じにくくなることがあります。基本的には症状が改善するにつれて味覚障害も治まってきます。
舌苔(ぜったい)が過剰に付着している
舌苔は、舌の表面に付着している白いコケのようなものです。正常でも薄く付着していますが、インフルエンザや風邪などで免疫力が低下すると舌苔が厚くなることがあります。舌苔が厚くなると味覚が低下し、味を感じにくくなるとされています。
インフルエンザで子どもが味覚障害になったらどう対処する?
子どもが味覚障害になったときは、原因を明らかにして適切に対処することが大切です。症状に合わせて下記のような対処を行いましょう。
鼻づまりがある場合
鼻づまりがある場合はこまめに鼻水を吸い取ったり、蒸しタオルの蒸気を当てたりしてケアしてあげましょう。また部屋の湿度を50~60%くらいに保つなど室内環境も整えながら様子をみてくださいね。
舌苔が過剰に付着している場合
舌苔が過剰に付着すると舌の表面が白くなり、ところどころに亀裂のようなシワができたり、中心に深い溝ができたりします。このような症状がみられるときは、水で濡らした清潔なガーゼで舌を拭って舌苔を除去しましょう。
強く拭うと舌を傷つけることがあるので、やさしく拭いながら少しずつ除去していくことが大切です。1回では除去しきれないので、1日に数回拭いながら様子をみましょう。
原因がわからない場合
原因がはっきりしない場合や、上記の対処法を試しても味覚障害が改善しない場合は病院を受診しましょう。原因によっては、耳鼻咽喉科や歯科口腔外科での治療が必要になることもあります。
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