子どもは「疲れ」で熱が出る?発熱しやすい場面と原因、ケア方法
たくさん運動したり、遠出や旅行をしたりして疲れているときに、発熱の症状がみられると、「疲れのせい?」「ほかに原因がある?」と気になりますよね。そこで今回は、子どもが疲れたあとに熱を出した場合の原因や、発熱しやすい場面、家庭でのケア方法などをご紹介します。
子どもは「疲れ」だけで熱が出る?疲れて発熱するメカニズム
子どもがたくさん遊んだり旅行やイベントに行ったりして疲れているときに熱を出すと、「疲れが原因なのかな?」と思うこともあるかもしれません。
ただし、疲れそのものが直接の原因なのかどうかは、簡単には判断できません。
例えば子どもの体温は大人より変動しやすく、運動したあとや暑い環境で過ごしたときなどに、一時的に体温が上がることがあります。特に赤ちゃんは体温調節機能が発達途中なため、外気温や室温、湿度、厚着、水分不足などの影響を受けて体温が上がりやすいとされています。
また、ただの疲れのようにみえても風邪などの感染症を発症しているケースも多いです。
このように、疲れたあとに熱が出たようにみえても、その背景にはさまざまな原因が考えられます。「疲れによる熱」と自己判断せず、ほかに症状がないかなど、子どもの様子をよく確認しましょう。
【こんな時に注意】子どもの「疲れ熱」が起きやすい代表的なシチュエーション
先にも解説した通り、子どもが疲れたあとに熱を出す背景には、運動や暑さによって一時的に体温が上がっている場合や、感染症による発熱が疲れたタイミングと重なっている場合などが考えられます。
特に次のような場面では、疲れとともに体温の上昇がみられることがあります。
運動会や旅行などでいつもよりたくさん動いた
運動会や遠足、旅行などで長時間体を動かしたあとは、普段以上に疲れがたまりやすくなります。前述のように体をたくさん動かした直後は一時的に体温が高くなることもあるため、疲れと体温の上昇が同時にみられることがあります。
睡眠不足や生活リズムの乱れが続いた
旅行やイベントなどで寝るのが遅くなったり、いつもより早起きしたりして十分な睡眠時間をとれないと、疲れがたまりやすくなります。
また生活リズムの乱れが続いているときに、風邪などの感染症による発熱が重なることもあります。
暑い場所で長く過ごした
気温や湿度が高い屋外などで長時間過ごすと、体力を消耗して疲れやすくなります。暑い環境では体温も上昇しやすいため、疲れとともに体温が高くなることがあります。
ただし、暑い場所で過ごしたあとに体温が高く、ぐったりしているなどの症状がある場合は、熱中症の可能性もあります。熱中症が疑われるときは、涼しい場所に移動して体を冷やす、水分と塩分を補給するなど、適切に対処しましょう。
人が多い場所で過ごした
旅行やイベント、テーマパークなどで長時間過ごすと、普段より活動量が増え、疲れがたまりやすくなります。また、人が多く集まる場所では感染症に触れる機会も増えるため、疲れているタイミングと感染症による発熱が重なることもあります。
ただの疲れ?それとも風邪?見分け方のチェックポイント
子どもが疲れやすい状況で過ごしたあとに発熱すると、「ただの疲れ?それとも風邪?」と迷うこともありますよね。見分けるためには、体温だけでなく、元気や食欲、ほかの症状がないかを確認しましょう。
一時的な体温上昇だと考えられる場合
- 咳や鼻水など、風邪でみられる症状がない
- 食欲があり、水分も普段どおりとれている
- 休息をとると元気が戻り、体温も下がってくる
運動や暑さなどによって一時的に体温が上がっている場合は、涼しい場所で休むことで体温が下がることがあります。ただし、これらに当てはまっても、風邪ではないと断定できるわけではないため、慎重に様子を見ましょう。
風邪などの感染症が疑われる場合
- 発熱が続いている
- 咳や鼻水、のどの痛みなどがある
- いつもより元気や食欲がない
- 休んでも体調がよくならない
このような場合は、風邪などの感染症を発症している可能性があります。
急に高熱が出た、熱が3日以上続いている、嘔吐や下痢を繰り返しているといった場合は、小児科を受診しましょう。ぐったりしている、呼吸が苦しそうといった場合は、速やかに受診してください。夜間や休日は救急外来を受診しましょう。呼びかけても反応しない場合は、すぐに救急車を呼んでください。
それ以外の症状でも、気になることがあるときは一度受診しておくと安心です。
子どもが疲れて熱を出したときの家庭でのケア方法
疲れたあとに子どもが発熱しても、高熱ではなく、水分がとれていて比較的元気がある場合は、次のような方法でホームケアをしましょう。
ゆっくり休ませる
熱が出たときは無理に外出したり運動したりせず、家でゆっくり休ませましょう。熱が下がっても、すぐに普段どおりの活動に戻さず、子どもの体調に合わせて過ごすことが大切です。
こまめに水分をとる
発熱すると汗などによって体から水分が失われやすくなるため、こまめな水分補給が大切です。一度にたくさん飲ませるのではなく、水や麦茶など子どもが飲みやすいものを少しずつ与えましょう。
暑すぎない環境にする
部屋が暑かったり、衣服や布団を着せすぎたりすると、体温が上がることがあります。
子どもの様子をみながら室温や衣服を調整し、過ごしやすい環境を整えましょう。
食欲がないときは無理に食べさせない
発熱時はいつもより食欲が落ちる子どももいます。食欲がないときは無理に食べさせず、水分補給を優先しましょう。
食べられそうであれば、おかゆやうどん、スープなど食べやすいものを少量ずつ与えてください。
疲れて発熱した翌日は学校・園を休ませるべき?登園・登校の判断基準
子どもが疲れて熱が出ても翌朝には下がっていると、「登園・登校させてもいいのかな」と迷うこともありますよね。登園・登校できるかどうかは、体温だけでなく、子どもの全身の様子や食欲、水分がとれているかなども含めて判断することが大切です。
こども家庭庁の「保育所における感染症対策ガイドライン」では、24時間以内に38℃以上の熱が出た場合や、解熱剤を使用している場合は、登園を控えることが望ましいとしています。
また熱が下がっていても、ぐったりしている、食欲がない、いつものように活動できそうにないといった場合は、無理をせず休ませましょう。
インフルエンザなど出席停止期間が定められている感染症と診断された場合は、それぞれ決められた期間を守り、登園・登校の再開については医師の指示や園・学校のルールに従ってください。
子どもの急な発熱の相談はオンラインでも
子どもが急に熱を出すと、「このまま様子をみてもいいのかな」「病院を受診したほうがいいのかな」と悩みますよね。特に旅行やイベントのあとなど、疲れているタイミングで熱が出ると、疲れによるものなのか感染症なのか判断に迷うことも。
そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。自宅にいながらスマホで医師の診察を受けることができ、行事後の発熱や風邪についての相談も可能です。医師が必要と判断した場合には薬も処方されるので、困ったときにはぜひ活用してみてくださいね。
監修者について


.jpg?w=360)

