ヘルパンギーナの喉の痛みを和らげる方法は?
ヘルパンギーナにかかると喉が強く痛み、食事や水分補給ができなくなることがあります。水分補給ができなくなると脱水のリスクが高まるため、早めの対処が必要です。そこでこの記事では、ヘルパンギーナの喉の痛みを和らげる方法をご紹介します。
ヘルパンギーナとは?
ヘルパンギーナは、エンテロウイルスやコクサッキーウイルスによって引き起こされる感染症です。4歳以下の子どもが感染しやすく、毎年6〜7月頃に流行のピークを迎えます。
治療薬や予防に有効なワクチンはありませんが、軽症のまま自然に治るケースがほとんどです。ただ喉の痛みが強くて水分が十分摂れず、脱水を起こすリスクもあるため、ホームケアに注意が必要です。
ヘルパンギーナの症状は?喉が痛む?
ヘルパンギーナに感染すると、2~4日の潜伏期のあと、39度以上の高熱や喉の発赤、口腔内の発疹・水ぶくれなどの症状があらわれます。喉や口腔内の強い痛みを伴うことが多く、水ぶくれが潰れて口内炎になるとさらに痛みが増します。
ヘルパンギーナの喉の痛みはいつまで続く?
ヘルパンギーナにかかると、喉の痛みが1週間ほど続きます。喉の痛みがある間は食事や水分補給に支障をきたすことがあるため、適切にケアしてあげることが大切です。
ヘルパンギーナの喉の痛みを和らげるケア方法5選!
ここからは、喉の痛みを和らげるケア方法を5つご紹介します。
1.部屋を加湿する
空気が乾燥すると喉の痛みが強くなることがあります。夏場はエアコンの使用で室内の空気が乾燥しやすいので、加湿器を使用するなどして部屋の湿度が50~60%を保てるようにしてみてください。
2.マスクを着用する
マスクを着用することで喉が潤って痛みが和らぐことがあります。ただ子どもによってはマスクが苦手だったり、暑さのせいで嫌がったりすることもあるかもしれません。マスクをつけたがらない場合は無理をせず、別の方法を試してみてください。
3.こまめに水分補給を行う
水分補給は脱水を予防するために重要なことですが、喉を潤して痛みを和らげる効果もあります。飲み物の種類は何でもかまわないので、麦茶やジュースなど子どもが好むものを飲ませてあげましょう。
ただ酸味の強い柑橘系のジュースや刺激が強い炭酸飲料は、喉にしみることがあるので避けたほうが安心です。飲み物を嫌がる場合は、ゼリーやシャーベットなど水分を多く含む食べ物でも代用できます。
4.喉越しがよい食べ物を与える
喉の痛みが強いときは、柔らかくて喉越しがよいプリンやヨーグルト、りんごのすりおろしなどを食べさせてあげましょう。アイスクリームなどの冷たい食べ物も、食べやすいと感じる子が多いようです。
5.痛み止めの薬を服用する
水分が摂取できないほど喉の痛みが強い場合は、痛め止めの薬を服用するのもひとつの方法です。ただ自己判断での使用は避け、医師に相談して処方してもらい、用法用量を守って正しく服用するようにしてください。
ヘルパンギーナのホームケアに悩んだら…
ヘルパンギーナは珍しい病気ではないものの、いざ自分の子どもが感染するとホームケア方法や受診のタイミングに迷うこともあるかと思います。そんなときは、子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。看護師に個別チャットで相談できるので、どのようなケアをすればよいのかなどを具体的に教えて貰えますよ。困ったときは検討してみてくださいね。