子どもの成長痛で病院を受診する目安は?何科に行けば良い?

一時的に強い痛みが現れることもある成長痛。子どもの成長痛は病院を受診したほうがいいのでしょうか?この記事では、子どもの成長痛で病院を受診する目安や何科に行けばいいのかなどをご紹介します。
子どもの成長痛とは?
成長痛とは、幼児期から学童期にみられる原因がはっきりしない下肢(脚部全体)の痛みの総称です。成長痛には下記のような特徴があります。
- 痛みが現れるのは夕方から夜間が多い
- 痛む場所は膝、足首、ふくらはぎ、太ももなどで、特に膝の周りが多い
- 痛みは一過性で、数時間以内に治まる
- 数ヶ月から数年の間、不定期に繰り返し起こる
成長痛は検査をしても骨や関節には明らかな異常はみられず、筋肉の疲労やストレスなどが関係しているのではないかと考えられています。症状の現れ方や痛みの程度には個人差があり、なかには泣くほど痛がる子どももいますが、夕方や夜間に痛がっていても翌朝には治まることがほとんどです。
子どもの成長痛で病院を受診する必要があるの?
成長痛には特別な治療方法がなく、受診しなくても成長とともに自然に治りますが、不安や疑問があるときは病院を受診するといいでしょう。医師に診てもらうことで、ケア方法を教えてもらえたり、子ども自身が安心したりすることもあります。
また成長痛以外でも脚が痛くなることはあり、なかには病気が疑われるケースもあるので、痛みの原因がはっきりしない場合も病院を受診するようにしてください。
子どもの成長痛で病院を受診する目安は?
下記の項目に当てはまる脚の症状がみられる場合は成長痛ではない可能性もあるため、一度病院を受診しましょう。基本的には緊急性は高くないため、診療時間内の受診でかまいません。
- 毎回同じ場所を痛がる
- 夕方や夜間だけでなく日中も痛がる
- 足を引きずるように歩いている
- 痛みがだんだん強くなっている
- 痛みが8時間以上続いている
- 痛みだけでなく腫れや発赤を伴う
- 発熱など脚の痛み以外の症状がある
子どもの成長痛は何科を受診する?
子どもの成長痛が疑われる場合、基本的には整形外科を受診するのがいいでしょう。子どもを対象とした小児整形外科が近所にあれば、そちらを受診してみてください。
発熱など脚の痛み以外の症状も同時にある場合は、全身の症状を診てもらえる小児科を受診するのがおすすめです。
子どもの成長痛の相談はオンラインでも
受診は必須ではないとはいえ、成長痛でつらそうにしている子どもを見ると、「このまま自宅で様子を見て大丈夫かな」と不安になることもあるかと思います。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。看護師に個別チャットで成長痛のケア方法や受診のタイミングを相談したり、自宅にいながら医師のオンライン診療を受けたりすることができますよ。困ったときはぜひ検討してみてくださいね。
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