梅雨の季節は熱中症に注意!子どもの熱中症対策や気をつけるシーンは?
気温が高い時期によく耳にする「熱中症」。夏のものというイメージがありますが、梅雨の季節でも熱中症になることがあります。この記事では、梅雨時期に気をつけたい子どもの熱中症について、症状や予防方法などをご紹介します。
梅雨の時期にも子どもは熱中症になるの?
気温がそれほど高くなくても、湿度が高いと汗が蒸発しにくく体に熱がこもりやすくなるため、梅雨時期にも熱中症になることがあります。子どもは体の体温調節機能が未熟なうえに、身長が低く地面からの熱の影響を受けやすいため、大人よりも気をつけなくてはいけません。
子どもの熱中症の症状は?
熱中症は、症状の重さにより3つに分類されています。熱中症の重症度別の症状は下記の通りです。
Ⅰ度(軽症)の症状
- めまい、立ちくらみ
- 生あくび
- こむら返り
- 手足のしびれ
- 気分の不快
- 大量に汗をかく
- 意識障害はない
軽症の症状がみられるときは、涼しい場所で体を冷やし、水分補給を行いながら様子を見ましょう。
Ⅱ度(中等症)の症状
- 頭痛
- 吐き気、嘔吐
- 倦怠感
- 体に力が入らない(虚脱感)
中等症の症状が見られるときは、軽症のときと同様の応急処置を行ったあと早めに病院を受診してください。
Ⅲ度(重症)の症状
- 意識がない
- 呼びかけや刺激への反応がおかしい
- けいれん、ひきつけを起こしている
- まっすぐ走ったり歩いたりできない
- 体に触ると熱い
重症の症状がみられる場合は、涼しいところで休ませながら、すぐに救急車を呼んでください。
梅雨時期の熱中症を予防する方法4選!
ここからは梅雨時期の熱中症を予防する方法を4つご紹介します。
1.こまめに水分補給を行う
熱中症予防の基本は、こまめな水分補給です。喉が渇く前に定期的に水分を補給させるようにしてください。活動量が少ない場合はお茶や湯冷ましなどでもかまいませんが、大量に汗をかいているときには塩分が補給できる経口補水液などを与えると良いでしょう。
2.部屋の湿度を下げる
梅雨時期の熱中症予防には、湿度のコントロールが重要です。窓を開けて風通しを良くしたり、扇風機を活用したりすることで、室内に熱気がこもるのを防ぎましょう。エアコンの除湿機能も効果的です。
3.通気性の良い服を着せる
先述のとおり梅雨時期は汗をかいてもなかなか熱が発散されないので、体に熱がこもりにくい服を選ぶことも大切です。首元や袖口から空気が抜けやすいゆったりしたデザインの服や、綿や麻など通気性に優れた素材の服を選ぶと良いでしょう。
4.直射日光が当たる場所で長時間過ごさない
外出するときや外で遊ぶときは、直射日光が当たる場所で長時間過ごすことのないように気をつけましょう。定期的に日陰や涼しい室内で休憩するようにしてください。
熱中症の症状が出たらすぐに受診しよう!
熱中症は場合によっては命に関わることもあるため、適切に対処することが重要です。少しでも不安な症状があるときは、早めの受診をおすすめします。受診するか迷うときは、看護師への無料相談や医師のオンライン診療が利用できる「キッズドクター」アプリも便利ですよ。
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