口の周りが赤くなったり痒くなったりする「よだれかぶれ」。ひどい場合はただれてしまうこともあるため、できるだけ予防してあげたいですよね。そこでこの記事では、赤ちゃんのよだれかぶれの予防方法をご紹介します。

よだれかぶれとは？

よだれかぶれは、よだれの量が増え始める生後5ヶ月頃から起こりやすくなる皮膚トラブルです。よだれかぶれになると、口の周りや頬に下記のような症状があらわれます。

• 痒みのある赤い発疹
• 水ぶくれ状の発疹
• 乾燥によるカサカサ
• ただれ など

よだれかぶれはなぜ起こる？

よだれかぶれは、赤ちゃんの皮膚に長時間よだれが触れることで起こります。赤ちゃんの皮膚は薄く、​​肌を刺激から守って潤いを保つ機能（バリア機能）が低いため、よだれのようなちょっとした刺激でも炎症を起こすことが多いです。

よだれだけでなく、口の周りについた食べこぼしや口を拭いたときの摩擦も、口周りや頬の皮膚トラブルを引き起こす原因になります。

赤ちゃんのよだれかぶれを予防するには？

ここからは赤ちゃんのよだれかぶれの予防方法をご紹介します。

口の周りのよだれを拭き取る

よだれかぶれを防ぐには、よだれが長時間肌についたままにならないように、こまめに拭き取ることが大切です。ゴシゴシこすると肌が傷つくおそれがあるので、お湯で濡らしたタオルで優しくそっと拭き取りましょう。
スタイも肌に直接触れるため、こまめに交換するようにしてくださいね。

食事前にワセリンを塗る

食事前に口の周りにワセリンを薄く塗っておきましょう。ワセリンが保護膜の役割をして、よだれや食べこぼしから肌を守ります。

食事後に食べこぼしを拭き取る

食事が終わったら口の周りについた食べこぼしを濡らしたガーゼやベビー用の口拭きナップで拭いて、清潔に保ちましょう。食事前に塗ったワセリンも一緒に拭き取ります。
ただし赤みが強いときには、ふき取ることも刺激になることがあります。その場合には、ぬるま湯をかけてあげて洗い流すようにしましょう。

肌を保湿する

肌が乾燥するとバリア機能が低下して、よだれかぶれが起こりやすくなります。特に入浴後やよだれを拭いた後は乾燥しやすいので、なるべく早めに保湿剤を塗りましょう。保湿剤はベビー用の低刺激のものを選ぶと安心です。
保湿剤のみでなかなか改善しないときには受診してステロイド軟膏を使用し、早くよくしてあげることも大切です。

赤ちゃんのよだれかぶれの相談はオンラインで

よだれの量や肌の状態は赤ちゃんによってさまざまなので、どれだけ気をつけていても、よだれかぶれになることはあります。ホームケア方法や受診のタイミングなどで悩んだときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。看護師と個別チャットでやりとりしたり、自宅にいながらスマホで医師のオンライン診療を受けたりすることができますよ。困ったときは検討してみてくださいね。