子どもも飲める!経口補水液の作り方
子どもに発熱や下痢・嘔吐などの症状がありで脱水が心配なときには、経口補水液があると安心です。こちらの記事では経口補水液の作り方や手作りする際の注意点などをご紹介します。
経口補水液って何?どんなときに飲むの?
経口補水液は、水・ナトリウムやカリウムなどの電解質(塩分)・糖分が含まれた飲料です。それぞれの成分が医学的な観点に基づいた割合で配合されているため、水分や塩分を体に素早く吸収することができ、脱水症の重症化を防ぐことが期待できます。
感染症や風邪などによる下痢、発熱が原因の脱水症、脱水を伴う熱中症のときなどに役立ちます。
家庭でも作れる!経口補水液の作り方
経口補水液は市販されていて、薬局やスーパーなどで購入することができますが、家庭で手作りすることも可能です。水、塩分、糖分のバランスが大切なので、材料をしっかり計量して作るようにしましょう。
材料
水1Lで作る場合
- 水 1L
- 砂糖 40g(大さじ4と1/2杯)
- 塩 3g(小さじ1/2杯)
水500mlで作る場合
- 水 500ml
- 砂糖 20g
- 塩 1.5g
作り方
上記の材料をしっかり量り、水に砂糖と塩を混ぜて溶かします。お好みでレモン汁など柑橘果汁を加えると飲みやすくなります。
経口補水液を手作りするときの注意点は?
当日中に飲む
手作りの経口補水液は、保存には向いていません。衛生面の観点から、当日中に飲み切るようにしてください。
嘔吐や下痢時は市販品を
手作りの場合、カリウムやマグネシウムの量まで市販の経口補水液を完全に再現するのは難しいです。発熱時や発汗時の水分補給のために飲むのであれば手作りでも問題ありませんが、感染症で嘔吐や下痢などを繰り返しているときは水分と共にミネラルも失われるため、手作りよりも市販品を飲む方がよいでしょう。
あくまでも応急措置として考える
手作りの経口補水液は脱水症の重症化を防ぐ手助けをしてくれると考えられていますが、あくまで応急措置です。下記のような症状が見られる場合は脱水症が疑われるため、すぐに受診するようにしましょう。
発熱や下痢・嘔吐に加えて
- 尿の回数が減る
- 尿の色が濃い
- 泣いているのに涙が出ない
- 皮膚や口、舌が乾燥している
- 目が落ち窪んでいる
- ぼんやりして眠りがち
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