子どもの鼻水や鼻づまりで病院に行く目安は?
子どもの病気
2024年07月12日
子どもにしばしばみられる鼻水や鼻づまり。症状があっても元気なことも多く、病院に行くタイミングに迷いますよね。そこでこの記事では、子どもの鼻水や鼻づまりで病院に行く目安をご紹介します。
子どもの鼻水はよくあること?
子どもの鼻水や鼻づまりが続くのは珍しいことではありません。鼻水には、体に入ったウイルスや細菌を外に出す役割があります。子どもは体が未熟で抵抗力が低く、細菌やウイルスに頻繁に感染するため、鼻水が出ることが多いのです。また子どもは鼻の通り道が狭いので、鼻水が出ると鼻づまりを起こしやすくなります。
子どもの鼻水や鼻づまりは受診したほうがいい?
子どもに鼻水や鼻づまりがあっても、機嫌がよく食事や睡眠がとれていれば、しばらく様子をみてもかまいません。ただし適切にケアをしないと、中耳炎や副鼻腔炎を起こしたり肌がひどく荒れたりすることもあるため、症状によっては受診したほうがいい場合もあります。
子どもの鼻水・鼻づまりで病院に行く目安は?
鼻水や鼻づまりの症状だけであれば、基本的には緊急性は高くありません。下記のような症状がみられるときは、診療時間内に受診しましょう。
- 鼻水、鼻づまりが何日も続いている
- 黄色や緑色の鼻水が出る
- 鼻水がドロドロしている
- 母乳やミルクが飲めない、食欲がない
- 眠れない
ただし、鼻がつまって呼吸が苦しそうな場合は、すぐに受診してください。夜間や休日は救急外来を受診しましょう。
子どもの鼻水・鼻づまりにはオンライン診療も
子どもの鼻水や鼻づまりで病院に行く目安をご紹介しましたが、一人ひとり状況は異なるので受診のタイミングに迷うこともあるかと思います。そんなときは、小児の医療に特化したアプリ「キッズドクター」のオンライン診療が便利です。自宅にいながらスマホのビデオ通話で気軽に診察を受けられます。医師が必要と判断した場合は薬も処方されるので、困ったときは検討してみてくださいね。
監修者について
監修者 |
医師
倉田悟子
日本小児科学会認定小児科専門医。2008年鹿児島大学医学部卒業。久留米大学病院で初期臨床研修終了後、2010年から久留米大学小児科学教室に所属。一般小児科(感染症他・予防接種・乳幼児健診)、小児の腎臓病・泌尿器疾患を専門に診療を行う。