子どもに薬をアイスやジュースで飲ませても良いの?一緒に飲ませない方がいい食べ物は?

薬を飲むのが苦手な子どもには、アイスやジュースなど好きなものと一緒に飲ませたいと考えることもあるかもしれませんね。こちらの記事では、子どもに薬をアイスやジュースと飲ませても良いのか、一緒に飲ませない方が良い食べ物や飲み物はあるのかなどをご紹介します。
薬をアイスやジュースで飲ませても良いの?
子どもの薬は、体内でスムーズに吸収させるためにも、基本的には水や白湯で飲むのが良いとされています。
しかしどうしても飲めない場合は、アイスやジュースで飲ませてもよい場合もあります。ただし一緒に飲ませる食べ物や飲み物によっては、苦みが増したり効果が薄れてしまったりすることもあるので注意が必要です。
自己判断で服用させず、一度医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
子どもの薬と一緒に食べたり飲ませたりしても良い食べ物・飲み物は?
ここからは、子どもの薬と一緒に一緒に食べたり飲ませたりするのにおすすめのものをご紹介します。
ただしここでご紹介する食べ物・飲み物でも、薬によっては一緒に飲ませない方が良い場合があります。必ず医師や薬剤師に相談するようにしてください。
カフェインの入っていないお茶
水よりもお茶の方が飲みやすい場合は、カフェインの入っていないものであればお茶で薬を飲ませてもかまいません。カフェインの入っていないお茶には下記のようなものがあります。
- 麦茶
- そば茶
- 黒豆茶
- コーン茶
- ルイボスティー
アイスクリームやシャーベット
アイスクリームやシャーベットなどの冷たい食べ物をは食べると感覚が鈍るため、薬の味をごまかすことができます。特にチョコレート味やバニラ味を選ぶと、苦みを感じにくくなることが多いです。
甘くて粘度のある食べ物
下記のような甘くて粘度のある食べ物は、薬の味を隠しやすいです。
- プリン
- チョコレート
- ミルクココア
- ジャム
- コンデンスミルク
- ゼリー
- ハチミツ
ただし1歳未満の子どもは、ハチミツを食べると乳児ボツリヌス症を発症する危険性があるため、絶対に食べさせないようにしてください。
酸味のないジュース
ぶどうやもも、リンゴなど酸味の少ないフルーツジュースで薬を飲むと、味をごまかして飲みやすくなることがあります。
子どもの薬と一緒に食べたり飲ませたりしない方が良い食べ物・飲み物は?
ここからは、薬と一緒に食べたり飲ませたりしない方が良い食べ物・飲み物をご紹介します。
ミルクやおかゆなど主食になるもの
乳児のミルクや幼児のおかゆなど普段の食事で主食になるものは、薬と一緒に食べたり飲ませたりするのは避けた方が良いでしょう。薬の味のイメージがついて食べなくなると困ります。
酸味のある食べ物や飲み物
オレンジジュースやグレープフルーツなど酸味のある食べ物や飲み物で薬を飲ませるのも避けましょう。薬のコーティングが溶けて苦みが出たり、薬の効果に影響が出たりする可能性があります。
カフェインが含まれているお茶
緑茶、烏龍茶、紅茶、玉露、抹茶などカフェインが含まれているお茶は、薬の効果に影響が出る場合があるため、避けた方が良いでしょう。
炭酸飲料水
コーラやラムネなどの炭酸飲料で薬を飲むのも避けましょう。炭酸で薬のコーティングが溶けて、味や薬の効果に影響が出る可能性があります。
スポーツ飲料
スポーツドリンクで飲ませると、薬の組み合わせによっては吸収力が低下し、薬の効果が弱くなることがあります。またコーティングが剥がれて苦みが出たり味が変わったりすることもあるため、避けた方が良いでしょう。
牛乳・乳製品
牛乳や乳製品にはカルシウムが豊富に含まれていて、薬によっては一緒に飲ませると体内での吸収力が低下して効果が弱まることがあるため、避けた方が良い場合があります。
相性の良くない薬を飲んでいて、牛乳や乳製品を子どもが欲しがる場合は、薬を飲んだあと2〜3時間ほど時間を空けると良いですよ。
薬によっては乳製品と一緒に摂っても問題ないこともあるため、医師や薬剤師に相談してみてください。
熱い食べ物・飲み物
熱い食べ物や飲み物と一緒に薬を飲むと効果が薄れる可能性があるので、避けた方が良いでしょう。
子どもに薬を飲ませるときの注意点は?
ここからは子どもに薬を飲ませる際の注意点をご紹介します。
用量用法を守る
子どもに限ったことではありませんが、薬は用法・用量を守って飲むようにしましょう。守らずに使用すると、期待される効果や安全性に影響が出るおそれがあります。
どうしても飲ませられず飲み方や飲む量を変えたい場合は、自己判断で調整せず、医師や薬剤師に相談するようにしてください。
服用する直前に混ぜる
飲み物や食べ物と混ぜて飲ませる場合は、薬を飲む直前に混ぜるようにしましょう。薬と混ぜたまま時間が経つと、苦みが出たり変質したりする可能性があります。
確実に飲みきれる量のものに混ぜる
薬が全て飲みきれるように、確実に食べたり飲んだりできる量のものに混ぜてください。全て飲めないと、効果が不十分になります。
子どもの薬の服用で悩んだらチャットで相談
子どもが処方された薬をなかなか飲めないと、心配ですよね。どうにかして飲んで欲しいと思うこともあるかと思います。そんなときは子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。チャットで看護師に相談して、おすすめの薬の飲ませ方などのアドバイスをもらうことができます。困ったときは利用を検討してみてくださいね。
監修者について
