子どもが手足口病にかかったときの対処法は?
水ぶくれのような発疹が手・足・口にできる「手足口病」。この記事では、子どもが手足口病にかかったときの対処法や、ホームケアを行う上での注意点をご紹介します。
手足口病とは?
手足口病は夏に子どもの間で流行しやすいいわゆる「夏風邪」のひとつです。感染すると、水ぶくれのような発疹が手のひら、足の裏・足の甲、口の中にあらわれます。熱が出ることは少なく、発熱したとしても37〜38℃程度の微熱で治まることがほとんどです。
子どもが手足口病にかかったときの対処法!
手足口病には特効薬がないため、感染したら対症療法を行いながら回復を待つことになります。以下のような対処法でホームケアをしてあげましょう。
できるだけ安静に過ごす
手足口病の症状があるときは、体力を消耗させないようにできるだけ安静に過ごさせましょう。元気な場合は無理に寝かせなくてもかまいませんが、室内で静かに過ごしましょう。
こまめに水分補給する
手足口病では口に発疹ができ、潰れると強い痛みを感じます。このとき口の中が痛いので食事や水分をとりたがらなくなることがありますが、何も食べない・飲まないだと脱水症状を起こす可能性があるので、水分だけは意識的に摂るようにしましょう。
オレンジジュースなど酸味のある飲み物は刺激が強いので避け、麦茶や湯冷まし、子ども用のイオン飲料などを少しずつ与えるのがおすすめです。
のど越しの良いものを食べさせる
前述のように口の中の発疹がつぶれると痛みを感じるので、普段の食事を食べられないことがあります。プリンやゼリー、アイスクリームなど、のど越しの良いものを少しずつ食べさせてあげましょう。
食べたがらないときは、無理に食べさせる必要はありません。症状が落ち着けば食欲も元通りになるので、心配いりませんよ。
子どもが手足口病にかかったときのホームケアの注意点
ここからは、家庭内での感染拡大を防ぐための注意点をご紹介します。
こまめに手洗いする
看病するママ・パパは、こまめに手洗いしましょう。特におむつを処理した後や食事の前は、石鹸でいつも以上に丁寧に手を洗ってください。
タオルや食器の共有はやめる
手足口病は、感染者の飛沫や飛沫がついたものを介して感染が広がります。日頃から同じタオルや食器を共有するのはやめて、別々のものを使うようにしましょう。
洗濯物に触ったら手を洗う
唾や排泄物のついたシーツ、発疹が潰れてウイルスが付着している衣服などからも感染が広がることがあります。感染している子どもの洗濯物(洗濯する前の物)に触ったら、石鹸で手を丁寧に洗いましょう。他の家族と分けて洗濯を行う必要はありませんが、分けるとより安心です。
お風呂は最後に入れる
手足口病はお風呂のお湯で感染が広がることがあります。湯船に浸かるときは、最後に入浴させるようにしましょう。先に入浴する場合は、一度お湯を抜いて掃除してから次の人が入ると安心です。
子どもの手足口病のホームケアに悩んだら…
手足口病に感染すると症状が1週間ほど続くため、ホームケア中に不安になることもあるかと思います。そんなときは子どもに特化した医療アプリ「キッズドクター」が便利。無料のチャットで看護師に相談ができ、子どもの症状に合わせた個別のアドバイスをもらえます。困ったときは検討してみてくださいね。