子どもの深爪の治し方は?

子どもが深爪になってしまったら、どれくらいで治るのか、自分で治すことはできるのかなど気になりますよね。こちらの記事では、深爪の治し方や治るのにかかる期間などをご紹介します。
深爪ってどういう状態?なぜ起こる?
深爪とは、爪が短くなり過ぎた状態のことです。具体的には、爪の先端の白い部分がなくなり、指先の皮膚や爪の下のピンクの皮膚が見えていると深爪です。
手の深爪は、爪を切り過ぎてしまうことや、爪を噛む、いじる癖が原因で起こります。足の深爪は、爪を短く切りすぎることのほかに、サイズの合っていない靴を履いて爪と靴が擦れることが原因でも起こります。
深爪を放置すると、爪周囲の炎症や化膿を引き起こしたり、爪が皮膚に食い込んで痛みが生じたりする可能性があるため、しっかりとケアすることが大切です。
子どもの深爪の治し方は?
ここからは子どもの深爪の治し方を、深爪になった原因や状況別にご説明します。
痛みがある場合
深爪をしていて痛みがある場合は、炎症を起こしていたり化膿していたりする可能性があるため、皮膚科か小児科を受診すると安心です。特に大きく腫れていたり膿が溜まっていたりする場合は、必ず医療機関で診てもらうようにしましょう。
受診すると、塗り薬や飲み薬で炎症を抑えたあと、症状に応じてテーピングをしたり、皮膚に食い込んだ爪を切ったりする処置が行われることがあります。爪が伸びるまで人工爪をつけて保護する治療法もあります。
痛みがなく、いつもより短く切りすぎてしまった場合
痛みがなく、いつもより短く爪を切り過ぎてしまっただけであれば、爪と指の周りを清潔にし、ワセリンやネイルオイルで保湿して、絆創膏で指先に刺激を与えないよう保護しておくのが良いでしょう。爪を切るときは、指の先端より先に伸びてきた部分だけを切るようにして、爪が伸びるのを待ちましょう。
爪を噛んだりいじったりして深爪になってしまった場合
爪を噛んだりいじったりして深爪になり、傷や出血、爪の変形などが見られる場合は、傷口から感染する恐れがあるため、小児科か皮膚科を受診するようにしましょう。
受診すると、抗菌薬や痛み止めでの治療をすることがあります。また爪が伸びて噛む癖がなくなるまで、人工爪をつける治療をすることもあります。
傷や出血がなくても、爪を噛んだりいじったりする癖があるといつかひどい深爪になる可能性があります。癖がなかなか治らず困ったら、皮膚科や小児科で一度相談してみましょう。
靴のサイズが合わず深爪になってしまった場合
サイズや形が合っていない靴を履き続けていると、爪が圧迫されて深爪になることがあります。
靴はつま先に1cmほど余裕のあるものを選び、爪が自然に伸びるのを待ちましょう。
爪が伸びるまでの間は、軽度であれば前述の通り爪と指の周りを清潔に保ち、保湿して絆創膏で保護しておくのが良いでしょう。痛みがある場合は、皮膚科か小児科を受診してください。
子どもの深爪を治すときに気をつけることは?
ここからは、深爪の治療中に気をつけることをご紹介します。
清潔を保つ
深爪をしていると、指先の皮膚が傷ついて細菌が侵入し、炎症や化膿を引き起こしやすくなります。普段以上に清潔を保つことを意識しましょう。泡立てた石鹸でよく洗ってください。爪の下の皮膚を傷つけないよう、優しくケアするようにしましょう。
爪切りを使わない
伸びてきた爪を整えるときは、爪切りではなく爪やすりや赤ちゃん用の爪用はさみを使うのがおすすめです。深爪から伸びてきたばかりの爪はダメージを受けているため、爪切りを使って切ると割れてしまう可能性があります。そのため、爪やすりを使って短くしすぎないよう気をつけながら形を整えるといいでしょう。
しっかり保湿する
爪の周りをしっかり保湿して、爪が割れたり弱くなったりするのを防ぐことも大切です。爪全体、爪と皮膚の間、爪の周りにネイルオイルを馴染ませて保湿しましょう。
ネイルオイルを塗ったあとは、爪や皮膚から水分が油分が出ていかないよう、手指全体にハンドクリームを塗ると良いですよ。
子どもの深爪は治るのにどれくらいかかる?
爪が伸びるスピードにもよりますが、6ヶ月ほど経てば治ることが多いようです。
爪の長さだけであれば2〜3ヶ月で戻りますが、深爪でダメージを追っている爪は折れやすかったりデコボコしていたりするため、爪の状態がしっかり戻るまでには6ヶ月ほどかかると思っておきましょう。
子どもの爪のトラブルで困ったらチャットで相談
子どもが深爪になってしまったら、ケアの方法に悩むこともあるかと思います。そんなときは子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。オンラインで看護師に症状やケアの方法について相談をすることができます。チャット形式なので後から見返すことも可能です。困ったときは利用を検討してみてくださいね。
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