子どもの胃腸炎感染に備えよう!家庭内感染予防に準備しておきたいものまとめ

子どもの病気


家庭内で感染が広がりやすい胃腸炎。突然子どもが胃腸炎になったときに慌てないために、除菌に必要なものなどを準備しておくのが安心です。この記事では、家庭内感染を防ぐコツや子どもの胃腸炎に備えて準備しておきたいものをご紹介します。

胃腸炎は家庭内感染に注意!

子どもの胃腸炎の原因となることが多いノロウイルスやロタウイルス、アデノウイルスは感染力がとても強いウイルスです。そのため家族のひとりが胃腸炎になると、あっという間に家庭内で感染が広がります。特に子どもは抵抗力が低く感染症にかかりやすいので、家族全員で気をつける必要があります。

胃腸炎の家庭内感染を防ぐコツは?

胃腸炎の家庭内感染を防ぐコツは下記のとおりです。基本的なことばかりですが、家族みんなで取り組みましょう。

こまめに手を洗う

胃腸炎を引き起こすウイルスは、手を介して感染することがあります。食事の前や調理の前後、トイレの後、おむつ交換後など、こまめに手を洗うようにしましょう。手を洗うときは石鹸を使用し、流水でしっかり洗い流すことが大切です。

食器やタオルの共有を避ける

食器やタオルを家族で共有することでも家庭内感染が広がります。突然胃腸炎になっても慌てないように、普段から食器やタオルを一人ひとり分けておくのが安心です。

よく触る場所を消毒する

胃腸炎を引き起こすウイルスの除菌には、次亜塩素酸ナトリウムを含む消毒剤が有効とされています。薄めた消毒剤で、ドアノブや電気のスイッチ、トイレの洗浄ボタン、テーブルなど家族がよく触る場所をこまめに消毒しましょう。なお、ノロウイルスやロタウイルスにはアルコールの消毒剤はあまり効果がありません。

嘔吐物やおむつを適切な方法で片付ける

胃腸炎に感染している人の嘔吐物や便には、大量のウイルスが含まれています。そのため嘔吐物や排便後のおむつを片付ける際には、マスクと手袋を着用しましょう。乾燥するとウイルスが空気中に浮遊することがあるので、すぐに片付けることが重要です。

子どもの胃腸炎に備えて準備しておきたいもの7選

ここからは子どもの胃腸炎に備えて必要なものをご紹介します。突然胃腸炎になったときにすぐに使えるように、下記のものをまとめて準備しておくのがおすすめです。

次亜塩素酸ナトリウムの消毒剤

次亜塩素酸ナトリウムが含まれる消毒剤には、キッチンハイターやブリーチなどの塩素系漂白剤、ミルトンやピューラックスなどの塩素系消毒剤があります。そのままでは刺激が強すぎるので、用途に合わせて水で薄めてから使用します。

2Lのペットボトル

2Lのペットボトルは消毒剤を希釈する際に使います。嘔吐物を片付けるときは消毒剤の濃度を約0.1%、身の回りのものを消毒するときは約0.02%に薄めた消毒液を作る必要があります。

ペットボトルのキャップは1杯約5mlなので、約0.1%の消毒液を作る場合はキャップ8杯(約40ml)、約0.02%の消毒液の場合はキャップ2杯(約10ml)の消毒剤をペットボトルに入れ、水を加えて全部で2Lになるようにすれば簡単に作ることができます。

消毒薬を作った際は必ず容器に消毒薬と記載し、誤って飲まないように気を付けてください。また子どもの手に届かない場所に保管しましょう。


マスク、手袋、使い捨てのエプロン

マスクや手袋、使い捨てのエプロンは、嘔吐物を片付けるときやおむつを交換するときの感染対策に役立ちます。エプロンは袖付きのものだと、より広い範囲をカバーできて便利です。

ペーパータオルや使い捨ての雑巾

ペーパータオルや使い捨ての雑巾は、嘔吐物を拭き取る際に使用します。嘔吐物の拭き取りに使用したものには大量のウイルスが付いてしまうので、使い捨てられるものを用意しておきましょう。

嘔吐物凝固剤

嘔吐物凝固剤は、嘔吐物の水分を吸収して固めるアイテムです。必須ではありませんが、嘔吐物が片付けやすくなるのであると助かるかもしれません。

バケツ

バケツは、ウイルスに汚染されたものを捨てるゴミ箱として使います。事前にビニール袋をセットしておくと、急に嘔吐が起きたときにもスムーズです。

ビニール袋

嘔吐の拭き取りに使用したペーパータオルや雑巾、マスク、手袋、エプロンは、ビニール袋に密閉して廃棄する必要があります。数枚準備しておきましょう。

子どもの胃腸炎のケア方法に悩んだら…

胃腸炎に備えて準備をしていても、実際に子どもが胃腸炎になったときは水分補給の方法や受診のタイミングなどホームケア中に悩むこともあるかと思います。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。看護師と個別チャットでやり取りでき、気になることを自由に相談できます。無料で利用できるので、困ったときは検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 黒川 剛史
日本外科学会認定外科専門医、日本救急医学会認定救急科専門医。2001年神戸大学医学部卒業。西神戸医療センターにて初期研修を修了。兵庫県災害医療センターにて3次救急に従事後2018年よりシンガポールでの日系クリニック勤務。シンガポール国立大学総合診療卒後教育コースにて総合診療研修を行い、現在子供から大人まで初期診療に従事中。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

参考文献

ホームケア