子どもが下痢をしたときの水分の摂らせ方!おすすめの飲み物は?
子どもが下痢を繰り返しているときは、脱水を防ぐために適切な方法で水分補給を行うことが大切です。そこで今回は、子どもが下痢をしたときの水分の摂らせ方やおすすめの飲み物などをご紹介します。
子どもが下痢をするときの原因は?
子どもが下痢をする原因は冷えや食べ過ぎなどさまざまですが、とくに注意したいのは感染性胃腸炎による下痢です。下痢のほかに嘔吐や発熱などの症状が表れることもあり、脱水や重症化に気をつけなくてはいけません。
子どもが下痢をするときの水分の摂らせ方!
下痢をしているときに一度に多くの水分を摂らせると、腹痛を起こしたり下痢を長引かせたりする可能性があります。そのため子どもが水分を欲しがる場合でも、最初は5mL程度の水分を5~10分おきに与えてあげましょう。少量の水分を何度か摂取しても問題がなければ、1回の量を少しずつ増やし間隔もあけてみてください。
また水分を与えるときは、コップやストローマグを使うと勢いよく飲んでしまうことがあるので、スプーンで少量ずつ飲ませてあげるのがおすすめです。下痢だけでなく嘔吐もしているときは水分を摂っても吐いてしまうことがあるので、30分ほど胃を休めてから水分補給を始めてくださいね。
子どもが下痢のときにおすすめの飲み物は?
下痢を繰り返すと水分だけでなく電解質も失われます。そのため子どもが下痢をしているときには、水分とともに塩分が補給できる以下のような飲み物がおすすめです。
- 経口補水液
- 子ども用のイオン飲料
- みそ汁の上澄み、野菜スープ
子どもが下痢のときに避けたい飲み物は?
糖分を多く含む飲み物や牛乳は下痢を悪化させることがあります。また炭酸飲料や柑橘系のジュースも胃腸を刺激するので避けたほうがいいでしょう。
子どもが水分を摂ると下痢を繰り返すときはどうする?
水分を少量ずつ与えてみても1日に6回以上水っぽい下痢を繰り返す場合は、すぐに病院を受診しましょう。また1日の回数は少なくても下痢が1週間以上続く場合も、病院を受診してください。そのほか以下の症状がみられる場合にも早めの受診が必要です。
- 口の中や唇が渇いていて半日以上尿が出ていない
- 泣いても涙が出ない
- 便に血が混じっている
- 腹痛が続いている
- 下痢だけでなく嘔吐もある
- ぐったりしている
- 呼吸が浅い
子どもの下痢は早めの受診を
子どもは大人より脱水を起こしやすく下痢の原因もさまざまなので、症状がなかなか改善されない場合は早めに受診しましょう。とはいえ下痢が続いていると外出のタイミングが難しく、なかなか病院に連れていけないこともあるかと思います。緊急性がない場合は自宅にいながらオンライン診療を受診できるアプリ「キッズドクター」が便利です。医師が必要と判断した場合は薬を処方してもらうことも可能なので、困ったときは検討してみてくださいね。