子どものアデノウイルスの対処法まとめ!感染したときはどう対応する?
5歳以下の子どもが感染しやすいアデノウィルス。感染力が強く、保育園などであっという間に感染が広がります。この記事では子どもがアデノウイルスに感染したときの対処法をご紹介します。
アデノウイルスとは?
アデノウイルスは咽頭結膜熱(プール熱)や流行性角結膜炎(はやり目)など、様々な感染症の原因となるウイルスです。型が数種類あり、何度も感染することがあります。
アデノウイルスの症状は?
アデノウイルスが引き起こす感染症と主な症状は下記のとおりです。
咽頭結膜熱(プール熱)
7〜8月に感染のピークを迎える、子どもが感染しやすい感染症です。プールでうつることがあるため、プール熱とも呼ばれています。
主な症状
- 発熱
- のどの痛み
- 扁桃腺の腫れ
- 目のかゆみ・痛み
- 目やに
- 目の充血
流行性角結膜炎(はやり目)
夏に子どもの間で流行しやすい感染症です。感染者の目やにや涙を介して広がります。
主な症状
- 白目の充血
- 目やに
- 涙が出る
- 目の痛み
胃腸炎
乳幼児に多く、ロタウイルスの胃腸炎と似たような症状がおこります。
主な症状
- 下痢
- 嘔吐
- 腹痛
呼吸器感染症
アデノウイルスは鼻水や発熱などの一般的な風邪症状を引き起こすこともあります。鼻炎、咽頭炎、扁桃炎などが起こることもあります。
子どもがアデノウイルスに感染!対処法まとめ
アデノウイルスには特別な治療方法がなく、感染すると対症療法を行いながら様子を見ることになります。普段の風邪と同じように、以下のような方法でケアしてあげましょう。
温度調節をしながら安静にする
なによりも安静にして過ごしましょう。熱が上がったり下がったりするので、布団や洋服で温度調節をこまめにしてあげてください。
こまめに水分補給する
アデノウイルスに限らず、感染症に感染したときに気をつけたいのが脱水です。意識的にしっかりと水分を摂らせるようにしましょう。子どもが飲めるものであれば何を飲ませてもかまいませんが、酸味が強い飲み物は喉にしみることがあるので避けるのが安心です。
食べられるものを食べさせる
アデノウイルスに感染すると、高熱やのどの痛みで食欲がなくなることがあります。栄養面が気になるかもしれませんが、症状が治まれば食欲も出てくるので無理に食べさせようとする必要はありません。子どもが欲しがるものや食べられるものを食べさせてあげましょう。
家族の感染予防をする
アデノウイルスは感染力が強いので、家族間での感染を予防することが大切です。看病するママやパパが感染しないよう、マスやこまめな手洗いなど、基本的な感染対策を行いましょ。
アデノウイルスのホームケアに困ったら…
アデノウイルスは症状が様々なので、どのようにケアしたらよいか困ることもあるかと思います。そんなときは子どもの医療アプリ「キッズドクター」が便利です。チャット形式で看護師に無料で相談でき、個別にアドバイスがもらえます。困ったときは検討してみてくださいね。