子どものインフルエンザの症状は?
インフルエンザが流行する季節になると、子どもが感染したらどのような症状があらわれるのか気になりますよね。この記事では、子どものインフルエンザの症状について詳しくご紹介します。
冬は子どものインフルエンザに注意!
気温が下がり乾燥する冬はインフルエンザが流行しやすいので、子どもの感染に注意が必要です。保育園や幼稚園、学校など集団生活の場でインフルエンザが流行り始めると、あっという間に感染が拡がります。
年によっては冬を迎える前に流行することもあるため、その年毎に流行の動向を把握するようにしましょう。
子どものインフルエンザの症状は?
子どもがインフルエンザに感染すると1〜4日の潜伏期間を経て、一般的に以下のような症状がみられます。
発熱
まず、38度以上の突然の発熱が起こります。ほかの症状が全くない状態から急に高熱が出ることが特徴で、40度近くまで上がることもあります。熱が上がっている間は、悪寒を伴って寒がることも多いです。
関節痛・筋肉痛
発熱とほぼ同時に強い全身症状があらわれ、体の節々が痛くなります。小さい子どもは関節痛や筋肉痛をうまく言葉で伝えることができず、機嫌が悪くなることもあります。
倦怠感
全身症状のひとつとして、だるくなります。大人のようにはっきりと倦怠感があらわれるのではなく、ぼーっとしたり眠そうにしたりすることが多いです。
喉の痛み・咳
発熱や全身症状があらわれてしばらくしてから、喉の痛みや咳といった呼吸器症状があらわれます。
鼻水
喉の痛みや咳と同時に、鼻水が出たり詰まったりすることもあります。
下痢・嘔吐
下痢や嘔吐など消化器症状がみられる場合もあります。下痢や嘔吐が続くと、食欲不振になりやすいです。
子どもにインフルエンザの症状がみられたらどうする?
先にご紹介したようなインフルエンザの症状がみられたときは、次のポイントを参考にしてみてください。
発熱後、12〜48時間以内に受診する
まずは小児科を受診しましょう。ただし受診するのは、発熱してから12〜48時間が最適といわれています。これは正確に検査ができ、薬の効果が十分に発揮される時間です。
発熱直後は体内のウイルスの数が少ないため、感染していても検査で検出されない可能性があります。また、抗インフルエンザ薬は発症後48時間以内に飲まないと効果が十分に発揮されません。
安静に過ごす
インフルエンザの症状がみられたら、とにかく安静に過ごすことが大切です。いつも以上にしっかりと睡眠を取ることを心がけ、静かに休ませましょう。
こまめに水分補給する
高熱が出ると体内の水分や塩分が失われます。脱水症状を防ぐために、少量ずつこまめに水分を摂取させましょう。水分を摂ることで喉が潤って、喉の痛みや咳の症状も緩和されます。
水や麦茶など、子どもが飲みやすいものを飲ませてあげましょう。水分と同時に電解質も補える子ども用のイオン水や経口補水液もおすすめです。
インフルエンザかも?と思ったら…
いざ子どもにインフルエンザの症状があらわれると、「しばらくは様子をみて大丈夫かな?」「どんなケアをしたらいいんだろう?」と悩むこともあるかもしれません。受診のタイミングやホームケアに迷ったら、無料アプリ「キッズドクター」のチャット健康相談がおすすめです。看護師に個別相談ができ、状況に合わせたアドバイスがもらえます。困ったときはぜひ検討してみてくださいね。