気管支炎になったら、保育園は何日休む?登園再開はいつから?
子どもが風邪をひくと、悪化して「気管支炎」になることがあります。気管支炎になったら、保育園はどれくらい休む必要があるのでしょうか?登園再開の目安や登園許可証が必要かなどをまとめました。
気管支炎の症状は?
気管支炎は、細菌やウイルスが気管支に感染することで起こります。風邪などを引いた際に引き起こされることが多い病気です。気管支炎になると、下記のような症状があらわれます。
- 痰の絡んだひどい咳が何度も出る
- 発熱
- 呼吸の際「ヒューヒュー」「ゼーゼー」という音がする
- 息苦しさ
気管支炎の感染経路は?保育園で感染しやすい?
気管支炎は、肺炎球菌やマイコプラズマ、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルスなど、さまざまな細菌やウイルスによって引き起こされます。予防には手洗いやうがいなど基本的な感染症対策が有効ですが、小さな子どもが集団で生活する保育園では、対策をしたとしてもどうしても感染が広がりやすくなってしまいます。
原因となる細菌やウイルスに感染したからといって必ずしも気管支炎になるわけではありませんが、悪化するリスクがあるため注意が必要です。
気管支炎になったら、保育園は何日休む?
気管支炎になって保育園を何日休むかという明確な基準はありません。子どもの症状をみて判断しましょう。
ただ、インフルエンザウイルスが原因の場合は、休む日数が指定されています。インフルエンザウイルスに感染すると「発症した後5日かつ解熱した後3日が経過するまで」は保育園を休む必要があります。
このとき、「発症した日」の翌日を1日目と数えます。つまり基本的には「インフルエンザを発症した日を含めて最低でも6日間は保育園に行けない」と考えましょう。
インフルエンザウイルス以外の細菌やウイルスの場合も、保育園や自治体によって独自の基準が設けられていることがあります。念のため事前に保育園に確認するようにしてください。
気管支炎後の登園再開の目安は?いつから行ける?
登園再開は「平熱に戻って、元気になってから」にしましょう。
咳は長引くことが多く、完全に止まるには時間がかかります。完全に止まらなくても、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」といった呼吸音がなくなれば、登園しても問題ないでしょう。
気管支炎に感染したら登園許可証が必要?
登園許可証が必要かどうかは、原因となるウイルスや細菌、また自治体や保育園の規定によっても異なります。事前に保育園に確認するようにしましょう。インフルエンザウイルスやRSウイルスが原因の場合、一般的に登園許可証を求められることが多いようです。
気管支炎の登園許可証は、小児に対応している「キッズドクター」のオンライン診療でも発行することが可能です。登園許可証のために通院するのが大変な場合は、うまく活用してみてくださいね。
気管支炎のホームケアに迷ったら…
気管支炎は咳が長引くことが多く「重症化していたらどうしよう…」「どんなケアをすればいいのかな」と心配になることもあるかもしれません。そんなときは、ひとりで悩まずプロに相談を。子どもに対応している医療アプリ「キッズドクター」なら、看護師に無料で相談をしたり、自宅から医師の診察を受けたりすることができます。困ったときは検討してみてくださいね。