子どもが嘔吐するときはお風呂に入ってもいい?お風呂でうつることもある?
子どもに嘔吐の症状があると、服や体が汚れることもあり、お風呂に入れてあげたくなりますよね。しかし症状によってはお風呂に入るのがよくないこともあります。そこで今回は、子どもが嘔吐するときのお風呂について、注意点などをまとめました。
子どもが嘔吐をするときはお風呂に入らせてもいい?
子どもが嘔吐し続けているとき、症状がひどいときは、お風呂に入らせないほうがいいでしょう。お風呂に入っている最中に吐き気をもよおすかもしれませんし、体力を奪われてさらに体調が悪くなることもあります。どうしても体の汚れが気になるときは、蒸しタオルでさっと拭いてあげたり、さっとシャワーで流したりするのがおすすめです。
逆に子どもが嘔吐をしていても、症状がおさまって元気になってきたらお風呂に入ってもかまいません。ただしぬるめのお風呂にさっと入る程度にして、長湯は避けてください。脱衣所や浴室を寒くないようにして、シャワーだけで済ませるのもおすすめです。
子どもが嘔吐した後のお風呂の注意点は?
嘔吐の原因は様々ですが、気をつけたいのがノロウイルスなどによって嘔吐が起こっている場合です。ノロウイルスは非常に感染力が強く、お風呂でも感染が広がる可能性があります。
ノロウイルスなどによって嘔吐が起こっているときは、基本的にはお風呂には入らないほうがいいでしょう。嘔吐の症状がおさまって体調が安定してきたら、家族への感染拡大を防ぐために下記のポイントに注意してお風呂に入らせてください。
他の家族が入った後に入る
感染している子どもは、家族の一番最後にお風呂に入るようにしてください。もし感染者が先に入る場合は、一度お湯を抜いて浴室をしっかり掃除してから他の家族が入るようにしましょう。
湯船に一緒につからない
感染者と感染していない家族が一緒に湯船につかると、感染者が体にウイルスが付着したまま湯船に入ってしまい、そのお湯を感染していない家族が誤って飲むなどして感染が広がるリスクが考えられます。家族は湯船の外からサポートするようにしてください。
残り湯を洗濯などに使わない
感染した子どもがお風呂に入った後のお湯は、そのまま捨てましょう。洗濯や浴室の掃除などに使わないようにしてください。
バスタオルを共有しない
お風呂からあがった後に使うバスタオルは、家族で共有しないようにしてください。感染している子どもが使ったタオルはできるだけすぐに洗濯しましょう。
塩素系漂白剤などでしっかり消毒する
お風呂に入った後は、家庭用塩素系漂白剤を水で薄めたものを使って浴室を消毒してください。浴槽や洗い場はもちろん、ドアノブや蛇口、お風呂の椅子や洗面器、排水溝などもしっかり消毒しましょう。
子どもの嘔吐のホームケアに悩んだら…
子どもの嘔吐が続くと、家族の感染対策も含めてホームケアが大変ですよね。嘔吐症状が続くときは、オンライン診療の受診や看護師への相談ができるアプリ「キッズドクター」が便利です。自宅から医療従事者とつながることができ、適切なケア方法などを相談することができますよ。困ったときは検討してみてくださいね。