子どもが虫に刺されたときの応急処置方法
子どもが虫に刺されたときは、症状をやわらげたり感染症を防いだりするために適切に対処することが大切です。そこでこの記事では、子どもが虫に刺されたときの応急処置方法をご紹介します。
子どもの虫刺されの症状は?
子どもの虫刺されでは主に下記のような症状があらわれます。
- 痛み
- 痒み
- 発赤、腫れ
- 水ぶくれ など
どんな虫に刺されたのかによって症状はさまざまですが、適切にケアをすれば1~2週間以内に改善する場合がほとんどです。
子どもが虫に刺されたときの応急処置方法
ここからは子どもが虫に刺されたときの応急処置方法をご紹介します。
1.流水で洗い流す
刺されたところから雑菌が入らないように、汚れがついている場合はすぐに水で洗い流しましょう。ハチに刺された場合は毛抜きなどで毒針を取り除く必要がありますが、自己判断で行うと皮膚に針が残ってしまうこともあるので無理に対処せず早めに受診してください。
2.冷やす
冷やすことで痒みや痛み、腫れが和らぎます。冷水で濡らしたタオルや、ハンカチなどで包んだ氷や保冷剤などを当てて患部を冷やしましょう。子どもが嫌がるときは無理に冷やさなくてもかまいません。
3.薬を塗る
痒みがおさまらない場合は、市販の痒み止め薬を使用するのもよいでしょう。対象年齢を確認し、必ず用法用量を守るようにしてください。肌がデリケートになっていたり、もともと敏感肌だったりする場合は、無香料・無着色のものを選ぶと安心です。
4.爪を短く切る
子どもは虫に刺された部分をかいてしまうことがあります。強くひっかくと皮膚が傷つき傷口から雑菌が入って「とびひ」などの感染症を引き起こすことがあるため、爪を短く切って、できるだけ皮膚が傷つかないようにしておきましょう。
応急処置後、受診したほうがいいのはどんなとき?
虫に刺されて下記の症状がみられるときは、応急処置後にすぐに受診してください。夜間や休日は救急病院を受診しましょう。
すぐに受診する症状
- じんましんが出た
- 呼吸が苦しそう
- 嘔吐した
- 意識障害がある
- 毒性の強い虫に刺された
次のような症状の場合は、診療時間内に受診しましょう。
診療時間内に受診する症状
- 腫れや水ぶくれがあり痛みが強い
- 赤い範囲が広がっている、液が出ているなど感染を疑う症状がある
- 掻きむしって皮膚が傷ついている
- 市販薬を使っても症状が改善されない
虫刺されの相談はオンラインでも
ひとくちに虫刺されといっても症状はさまざまなので、応急処置方法に迷うこともあるかと思います。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。チャットで看護師に相談したり、ビデオ通話でオンライン診療を受けたりできますよ。オンライン診療では医師が必要と判断した場合に薬が処方されるので、困ったときは検討してみてくださいね。