子どもの夏のじんましん対策!お風呂や冷やし方は?危険なサインも解説

子どもの病気


夏に子どものじんましんが出ると、「どう対処したらいいの?」「病院へ行くべき?」と悩むこともあるかもしれません。この記事では、夏にじんましんが起こりやすい原因や家庭での対処法、受診の目安についてご紹介します。

夏はじんましんが出やすい!原因や夏特有の主なきっかけ

じんましんとは、皮膚の一部が突然赤く盛り上がり、かゆみを伴う皮膚の症状です。数十分から数時間ほどで治まることが多く、跡を残さないのが特徴です。

じんましんは、食べ物や薬によるアレルギー、感染症、皮膚への刺激など、さまざまなことが原因で起こります。さらに夏は、じんましんを引き起こしやすい刺激が増えるため、症状があらわれやすくなることがあります。

夏に多いじんましんの主なきっかけ

  • 汗をかいたままにすることによる皮膚への刺激
  • 暑さによる体温の上昇
  • 虫刺されによる皮膚への刺激
  • 日光(紫外線)による刺激
  • 冷房による冷気や急な温度変化
  • プールの水や塩素による刺激


特に、汗をかいたあとに皮膚に残った成分による刺激や、運動・暑さによる急な体温の上昇は、じんましんが起こりやすくなる要因の一つです。

【確認しよう】すぐに救急車または夜間救急へ行くべき危険な症状

じんましんとともに次のような症状がある場合は、重いアレルギー反応(アナフィラキシー)の可能性があります。救急車を呼ぶ、または速やかに救急外来を受診してください。

救急車を呼ぶ症状

  • 呼吸が苦しそう、ゼーゼー・ヒューヒューという呼吸をしている
  • ぐったりして反応が悪い、意識がはっきりしない
  • 唇や舌、まぶたなどが急に大きく腫れてきた
  • 声がかすれる、喉の違和感がある、急に咳が出てきた

夜間や休日でもすぐに受診する症状

  • 全身にじんましんが広がり、かゆみが強い
  • かゆみが強く眠れない
  • 腹痛や吐き気、下痢などを伴う

夏の子どものじんましんへの正しい応急処置方法

夏に子どもにじんましんが出たときは、かゆみを和らげながら、汗や暑さなどによる皮膚への刺激をできるだけ避けることが大切です。ここでは、家庭でできる応急処置をご紹介します。

かゆみを抑えるために皮膚を冷やす

かゆみが強いときは、患部を冷やすと症状がやわらぐことがあります。保冷剤や氷をタオルなどで包み、数分ずつやさしく当てましょう。冷やしすぎると刺激になることがあるため、保冷剤や氷を肌に直接当てることは避けてください。

冷やすことでかゆみや赤みが強くなる場合や、子どもが嫌がるときは、無理に冷やす必要はありません。

お風呂はぬるめに、汗はやさしく拭き取る

じんましんが出ているときでも、熱や体調不良がなければお風呂に入っても問題ありません。ただし、体が温まるとかゆみが強くなるため、「ぬるめのお湯で短時間の入浴」または「サッとシャワーで済ませる」のがおすすめです。

汗をかいたままにすると皮膚への刺激になるため、汗をかいたら濡れたタオルでやさしく拭くか、シャワーで流しましょう。
またエアコンを活用して室温を調整し、暑さを避けて過ごすことも大切です。

処方された薬がある場合は使用する

過去にじんましんが出たことがあり、医師から「同じ症状が出たときのため」として処方されている薬がある場合は、指示どおりに使用してください。
いつ処方されたかわからない古い薬や、ほかの目的でもらった薬を自己判断で使うのはやめましょう。

子どもにじんましんが出たときにやってはいけないNG対処法

子どもにじんましんが出たときは、良かれと思って行ったことが症状を悪化させる場合があります。次のような対処は避けましょう。

強くかいたり、こすったりする

皮膚をかいたりこすったりすると症状が悪化することがあります。
かゆみが強いときは、患部を冷やして様子をみましょう。また、爪を短く切り、かき壊しを防ぐことも大切です。

熱いお風呂に入る

熱いお湯は体温が上がり、かゆみが強くなることがあります。
じんましんが出ている間は、ぬるめのお湯で短時間の入浴やシャワーがおすすめです。

自己判断で薬を使用したり中止したりする

市販薬や家族の薬を自己判断で使用することは避けましょう。
医師から処方された薬がある場合、自己判断で使用を中止したり、量を変更したりしないようにしましょう。
薬について不安なことがある場合は、医師や薬剤師に相談してください。

夏のじんましんで受診する目安

じんましんが出ていても元気があり、しばらくして症状が治まる場合は、そのまま様子をみて問題ないことが多いです。

次のような場合は、小児科または皮膚科を診療時間内に受診してください。

  • じんましんが半日以上続く、または繰り返し出る
  • 原因となる食べ物や薬が思い当たる
  • 発熱や咳など、ほかの症状を伴う
  • 処方された薬を使用しても改善しない


上記の症状に当てはまらなくても、不安や疑問があるときは受診してかまいません。

子どもの夏の肌トラブルはオンラインでも相談できます

汗をかいたり紫外線を浴びたりすることが多い夏は、肌のトラブルが起きやすい季節です。皮膚以外に症状がなく元気であれば、あまり心配はいりませんが、ひどくなる前に一度受診しておくと安心です。とはいえ暑い中、子どもを連れて小児科や皮膚科へ行くのは大変ですよね。
子どものオンライン診療アプリ「キッズドクター」なら、自宅にいながらスマホで医師の診察を受けることができ、夏の肌トラブルについての相談も可能です。困ったときにはぜひ活用してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 六郷由佳
日本小児科学会認定小児科専門医。2012年福島県立医科大学卒業。石巻赤十字病院で初期研修を行い、東北大学病院小児科に入局。仙台市や千葉県などの二次病院、三次病院で小児科後期研修を行う。小児科専門医を取得し、宮城県立こども病院循環器科で勤務。その後家族の仕事のため海外へ。2児の母。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

参考文献

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