子どもの「ものもらい」対処法!治らないときはどうする?

子どもにものもらいができたときは、悪化を防ぐために適切に対処することが大切です。この記事では、子どものものもらいの対処法や治らないときにどうすればいいのかをご紹介します。
ものもらいとは?
ものもらいは、まぶたにある汗腺や皮脂腺に黄色ブドウ球菌などの細菌が感染して炎症が起きる病気で、正式名称を「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」といいます。
ものもらいの主な症状は、目の周りの赤みや痒みです。症状が進むと、腫れが強くなって痛みを伴ったり目やにが出たりすることもあります。稀に炎症がまぶた全体に広がることもあるので、早めに適切な対処をすることが大切です。
子どものものもらいの対処法!
ここからは、子どものものもらいの対処法をご紹介します。
目を触らないようさせる
ものもらいの悪化を防ぐには、目にできるだけ刺激を与えないことが大切です。目を強くこすったり頻繁に触ったりすると、痛みや腫れがひどくなることがあります。また引っかいて傷ができると、傷口から雑菌が入り、別の感染症を引き起こすおそれもあります。
子どもが小さいうちは難しいかもしれませんが、「触ると治るのが遅くなっちゃうよ」など理由を説明して、できるだけ触らないようにできるといいですね。どうしても触ってしまう場合は、爪を短く切るなどして目の周りが傷つくのを防ぎましょう。
濡らしたガーゼなどで目やにを拭き取る
目やにが出ているときは、ぬるま湯に浸した清潔なガーゼや綿棒、ティッシュペーパーなどで拭き取りましょう。基本は目やにが溜まりやすい目頭から目尻に向かって優しく拭きます。目やにが多く溜まっているときは軽く押し付けるようにして拭き取りましょう。力を入れすぎないように気をつけてください。
痛みや痒みが強いときは冷やす
まぶたの痛みや痒みは、冷やすと和らぐことがあります。ハンカチなどで包んだ保冷剤や水で濡らした清潔なタオルなどを当てて冷やしてみるのもいいでしょう。ただし子どもが嫌がるときは無理に冷やす必要はありません。
処方された点眼薬を使用する
ものもらいで受診すると抗菌剤入りの点眼薬が処方されることがあります。医師の指示通りに用法用量を守って正しく使用しましょう。受診前でものもらいかどうかわからない場合は、市販薬を自己判断で使用するのは避けてください。
生活習慣を整える
ものもらいは、免疫力が低下したり疲れが溜まったりしているときに起こりやすいです。十分な睡眠、バランスの良い食事、適度な運動など生活習慣を整えることも、ものもらいを早く治すことにつながります。
子どものものもらいがなかなか治らないときはどうする?
子どものものもらいは、一般的に数日から数週間で治ります。なかなか治らないときは、ものもらいに似た症状の違う病気にかかっていたり、他の感染症を合併したりしている可能性があります。早めに小児科や眼科を受診しましょう。目以外にも症状がある場合は、幅広い観点で診察してもらえる小児科がおすすめです。
子どものものもらいの相談はオンラインでも
子どものものもらいは基本的に緊急性は高くないため、受診した方がいいのか悩むこともあるかと思います。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。看護師に個別チャットで相談したり、自宅にいながらスマホのビデオ通話で医師のオンライン診療を受けたりすることができます。困ったときはぜひ検討してみてくださいね。
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