子どものアタマジラミとは?症状や対策、予防方法まとめ
保育園や幼稚園など集団生活が行われる場所で発生しやすいアタマジラミ。もし子どもがアタマジラミに感染したら、どうすればいいのでしょうか。この記事では、子どものアタマジラミの症状や対策、予防方法などについてご紹介します。
アタマジラミとは?
アタマジラミは人に寄生するシラミの一種です。頭皮から血を吸って、かゆみや湿疹を引き起こします。
アタマジラミの成虫は羽がないため飛び回ることはなく、髪の毛にしっかりとつかまって寄生します。成虫は産卵し、髪の毛の中で数が増えていくのが特徴です。産卵した卵は髪に強くくっつき、簡単には取れません。
「不潔だからアタマジラミに感染する」というイメージもあるようですが、感染と清潔さは全く関係ありません。清潔にしていても感染することがあります。またアタマジラミからほかの病気に感染することはありません。
アタマジラミの感染経路
アタマジラミの主な感染経路は、人の頭と頭が直接触れ合うことです。感染している人の髪の毛が他の人の髪の毛に接触することでうつります。そのため、保育園や幼稚園でお昼寝をしたり一緒に遊んだりして頭が近づくと感染することがあります。
またタオルやクシ、寝具、帽子など頭に触れるものを共用することで感染するケースもあります。
アタマジラミの症状・感染のサイン
アタマジラミの症状には次のようなものがあります。アタマジラミのサインともいえるので、子どもの様子をよく観察して見逃さないようにしましょう。
頭皮のかゆみ
血を吸われてアレルギー反応が起こることで、頭皮にかゆみが発生します。
アタマジラミが寄生し始めたばかりの頃はほとんどかゆみはありませんが、時間が経ち数が増えると強いかゆみが起こります。特に襟足や耳の後ろを頻繁にかゆがることが多いです。
髪の毛に小さな白い粒が付いている
フケとは異なる0.5mmほどの白い粒が付いていることがあります。これはアタマジラミの卵です。
髪の毛にへばりつくため、指でつまんでも簡単には取れません。
髪の毛に小さな動く生き物がいる
2mmほどの生き物が髪の毛にみられる場合は、アタマジラミの成虫です。
ただし成虫や幼虫は動き回るため、数が少ないと卵に比べて見つけるのが難しいこともあります。
アタマジラミに感染したらどうする?受診の目安
軽症であれば、この後ご紹介するホームケアで改善することがほとんどです。が、「なかなかよくならない」「かゆみが強くなっている」といった場合や、ちゃんと駆除できているか不安なときは、かかりつけの小児科か皮膚科を受診しましょう。
アタマジラミかフケか判別がつかない場合も受診してください。
アタマジラミに感染したら園や学校はどうする?
子どもがアタマジラミに感染しても、この後ご紹介するホームケアをしっかり行っていれば、登園・登校してかまいません。プールや行事への参加も特に制限はありません。ただし園や学校には感染していることを報告し、周囲に感染を広げないように注意しましょう。
前述の通り、アタマジラミは髪の毛の接触や、タオル、クシ、寝具、帽子の共有などでうつるため、園や学校では、そういったものの共有を徹底的に避けてください。また友達と遊ぶときに頭をこすりあわせたりしないよう、子どもに伝えましょう。
アタマジラミのホームケア方法
ここでは、アタマジラミのホームケア方法について詳しくご紹介します。アタマジラミをしっかり駆除するために、いずれの方法も目安として2週間は根気強く続けましょう。
毎日、洗髪する
アタマジラミの成虫や幼虫は、シャンプーでしっかり洗髪すれば洗い流せます。卵はシャンプーで取り除くのが難しいですが、1週間ほどで孵化して幼虫になるので、毎日きちんと洗髪していれば全て洗い流せます。
アタマジラミ専用の駆除シャンプーも市販されているため、ドラッグストアで薬剤師に相談し、用法用量を守って試してみるのもいいでしょう。
ふだんは子どもが自分で洗髪している場合でも、アタマジラミが疑われるときは子どもに洗わせずママやパパがしっかり洗ってあげてください。
クシで髪をとかす
ママやパパがスキグシで子どもの髪をとかして、アタマジラミを取り除きましょう。とかすときはアタマジラミが床に落ちて感染が広がるのを防ぐために、子どもにレインコートなどを着せて、床にはビニールシートやそのまま捨てられる新聞紙・布などを敷いてください。
髪のとかし方
水で濡らすかリンスなどをつけた髪を小分けにし、スキクシ(ない場合はできるだけ目の細かいクシ)で根元から毛先までとかします。同じ場所を2〜3回ほどとかすのがポイントです。
とかす度にクシにアタマジラミが付着していないか確認して、付いている場合はティッシュで取り除くか水で洗い流してください。熱湯に浸すのもいいでしょう。
髪をとかし終わったらドライヤーで乾かし、取り除いたアタマジラミや使用したティッシュ、新聞紙などはビニール袋に密閉して捨ててください。ビニールシートやコートにはハケを、床には念のため掃除機をかけましょう。
寝具や衣類を熱い湯に浸ける
アタマジラミは熱に弱い性質があります。そのため感染している子どもの頭に直接触れる枕カバーやシーツ、タオル、帽子、衣類などは、洗濯する前に55℃以上のお湯に5〜10分ほど浸けるようにしましょう。付着している成虫や幼虫、卵を死滅させることができます。
また洗濯後に高温の乾燥機でしっかり乾かすのもいいでしょう。
こまめに掃除機をかける
家の中で子どもの頭が触れる可能性のある場所(ソファ、ベッド、カーペットなど)に、こまめに掃除機をかけることも感染防止につながります。
アタマジラミを予防するには?
アタマジラミを完全に予防することは難しいですが、以下のポイントを意識することで予防できることもあります。
子どもの頭皮や髪をこまめにチェックする
スキンシップも兼ねて、子どもの頭髪を定期的にチェックするといいでしょう。目安は月1回程度ですが、園や学校でアタマジラミが流行っているときは毎日チェックするようにしてください。
ものを共有しない
園や学校で、頭に触れるものは共有しないようにしましょう。特にアタマジラミが流行しているときは子どもにしっかり伝えて徹底することが大切です。
髪を丁寧に洗う
髪や頭皮を清潔に保つことで早期発見しやすくなり、予防につながることもあります。ゴシゴシ洗いすぎると頭皮を傷つけたり、必要な皮脂を洗い流したりしてしまうため、シャンプーをよく泡立てて指の腹でやさしく洗いましょう。
アタマジラミの相談はオンラインでも
アタマジラミは集団生活が行われる場所で発生しやすく、清潔にしていても感染する可能性があるため、あらかじめホームケアや受診の目安を知っておくことが大切です。
とはいえ、いざ子どもが感染すると不安になったりケア方法に悩んだりするママ・パパも多いと思います。そんなときに便利なのが、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」です。自宅にいながらスマホで医師の診察を受けられ、アタマジラミのホームケアや受診の目安についても気軽に相談できます。困ったときはぜひ検討してみてくださいね。
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