子どもの風邪を早く治す方法は?ひき始めでやること6選

子どもの病気


子どもはよく風邪をひくので、できればひき始めの段階で早めの対策をとりたいですよね。そこでこの記事では、子どもの風邪のひき始めに試したい早く治すための方法をご紹介します。

子どもの風邪の原因は?

子どもの風邪は主にウイルスに感染することが原因で起こります。まれに細菌感染が原因となることもあります。感染経路は、手やものを介して感染する接触感染と、咳やくしゃみの飛沫に含まれるウイルスや細菌を吸い込むことで感染する飛沫感染がほとんどです。

子どもの風邪のひき始めの症状は?

子どもの風邪のひき始めの症状には、次のようなものがあります。

  • 咳やくしゃみが出る
  • サラサラと水っぽく透明の鼻水が出る
  • だるそうにしている


寒気や頭痛といった症状があらわれることもありますが、子どもが言葉でうまく伝えられないと大人が気づかないことも多いです。また、ひき始めの段階で発熱することもあります。

子どもの風邪を早く治すためのコツ6選!

ここからは「風邪のひき始めかな?」と思った時点ですぐに試したい、風邪を早く治すためのコツをご紹介します。

安静にさせる

風邪をひくといつもより体力を消耗しやすくなるため、ひき始めの段階から安静にして過ごすことが大切です。発熱をしていなくても、いつも以上に睡眠をしっかりとり、なるべく静かに過ごしましょう。

こまめに水分補給をさせる

咳や鼻水、鼻づまりなどの症状が出ていると喉が渇きやすくなります。また発熱した場合は、体内の水分が失われやすくなります。脱水を防ぐために、こまめに水分補給をさせましょう。水や麦茶、子ども用のイオン飲料などは咳や喉の痛みがあるときでも飲みやすいのでおすすめです。赤ちゃんは母乳やミルクでも水分補給ができますよ。

熱が出始めたら体を温める

風邪のひき始めに熱が上がっていくと、寒がったり手足が冷たくなったりすることがあります。上着を羽織らせる、寝るときは掛け布団を1枚足すなどして体をしっかり温めてあげましょう。熱が出るのは体がウイルスや細菌などと闘うための反応なので、上がりきるまでは体を冷やすことは避けてくださいね。

食欲があれば消化がよいものを食べさせる

風邪をひくと免疫力が低下するため、一般的には栄養があるものを食べることが大切とされています。しかし子どもは風邪のひき始めに胃腸のはたらきが弱まって食欲がなくなることもあります。風邪の症状が落ち着けば食欲も戻る場合がほとんどなので、水分補給ができていれば無理に食べさせなくてもかまいません

食欲があれば、いつも通りの食事を与えて問題ありませんが、できるだけ消化がよくエネルギーになりやすいメニューがいいでしょう。おにぎり、うどん、バナナ、ゼリー、野菜スープなどは風邪のひき始めでも食べやすいのでおすすめです。

お風呂は無理に入らせない

風邪のひき始めに元気がないときは、無理にお風呂に入らせる必要はありません。ただし体が汚れたままだとウイルスや細菌が増殖しやすくなるため、かたく絞った蒸しタオルで体を拭くなどして、できるだけ清潔な状態を保つようにしましょう。

子どもが嫌がらず元気であればお風呂に入らせてもかまいませんが、体力の消耗を避けるため、ぬるめのお湯に短時間だけつかるようにしてください。お風呂から出た後は湯冷めしないように気をつけましょう。

温度・湿度を適切に保つ

風邪のひき始めは気温の変化に適応する力が落ちたり、ちょっとした気温差に敏感になったりすることもあります。夏場は25〜28℃、冬場は23〜25℃くらいを目安に室温を保つようにしましょう。また、空気が乾燥していると咳や鼻づまり、喉の痛みなどの症状が出やすくなります。加湿器を使用したり洗濯物や濡れタオルを室内に干したりして、湿度を約40〜60%に保つようにしてくださいね。

子どもの風邪はひき始めでの受診がおすすめ!

子どもの風邪は長引くこともあるので、重症化を防ぐためにも、ひき始めの段階で早めに医師に診てもらうことが重要です。とはいえ、ひき始めのときにすぐに病院へ連れて行けなかったり、症状が鼻水や咳だけだとわざわざ病院へ行くべきか迷ったりすることもあるかと思います。そんなときは、小児に特化した医療アプリ「キッズドクター」のオンライン診療がおすすめです。症状が軽いうちに自宅にいながらスマホのビデオ通話で医師の診察を受けることができ、悪化させないためのホームケア方法なども教えてもらえます。困ったときはぜひ利用を検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 黒川 剛史
日本外科学会認定外科専門医、日本救急医学会認定救急科専門医。2001年神戸大学医学部卒業。西神戸医療センターにて初期研修を修了。兵庫県災害医療センターにて3次救急に従事後2018年よりシンガポールでの日系クリニック勤務。シンガポール国立大学総合診療卒後教育コースにて総合診療研修を行い、現在子供から大人まで初期診療に従事中。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

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