子どもの風邪で病院を受診するタイミングは?

子どもの病気


子どもが風邪をひいたときは、いつ病院へ連れて行くべきかタイミングに悩みますよね。そこでこの記事では、子どもが風邪をひいたときに病院を受診するタイミングをご紹介します。

子どもの風邪で受診は必要?

子どもの風邪で病院の受診が必要かどうかは、症状によって異なります。熱があっても機嫌がよく食事と水分がとれていれば受診は必須ではなく、自宅で様子をみて問題ない場合がほとんどです

ただし子どもは中耳炎や肺炎を合併しやすかったり、発熱の原因が風邪ではなかったりすることもあるので、慎重に様子をみながら適切なタイミングで病院を受診することが大切です

子どもの風邪で受診するタイミングは?

子どもの風邪で病院を受診するタイミングは、下記のような症状がみられるときです。ただ緊急性は高くないので、診療時間内に受診しましょう。下記の症状以外でも気になることがあるときは、一度病院を受診しておくのが安心です。

  • いきなり高熱が出た
  • 熱が3日以上続いている
  • 咳が1週間以上続いている
  • 黄色や緑色の鼻水が出る
  • 発熱のほか咳や嘔吐などの症状がある
  • 発疹がある
  • 咳や鼻づまりがひどく眠れない

こんなときは急いで病院へ!

下記のような症状がみられるときは重症化したり合併症を引き起こしていたりする恐れがあるため、急いで病院を受診してください。夜間や休日は救急外来を受診しましょう。

  • 生後3ヶ月未満で発熱している
  • 嘔吐を繰り返している
  • 水分がとれず半日以上尿が出ていない
  • 呼吸が浅く、小鼻がぴくぴくしている
  • 呼びかけに反応せず、ぐったりしている
  • 顔や唇の色が悪い
  • けいれんを起こした
  • 呼吸が早く、息苦しそう
  • 息を吸うときにゼーゼー、ヒューヒューと音がする

子どもの風邪はオンライン診療でも

風邪でも受診したほうがいい場合があるとはいえ、子どもは頻繁に風邪をひくため、毎回病院に行くのは大変ですよね。そんなときはオンライン診療を受診するのも一つの方法です。医療アプリ「キッズドクター」では、自宅にいながらスマホのビデオ通話で医師の診察を受けられます。夜間や休日も利用できるので、困ったときは検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 三宅 優一郎
日本外科学会認定外科専門医、日本小児外科学会認定小児外科専門医。初期研修終了後、順天堂大学小児外科・小児泌尿生殖器外科に入局。大学病院やこども病院で研修。カナダで横隔膜ヘルニアの胎児治療の研究にも従事。専門は小児外科疾患。2児の父。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

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