子どもはインフルエンザにかかりやすい?感染を予防する方法は?
冬になると、子どもが保育園や小学校でインフルエンザをもらってくることがありますよね。子どものコミュニティで流行しやすいことから、大人に比べて子どもはインフルエンザにかかりやすいように感じるかもしれません。そこで今回は、子どもがインフルエンザにかかりやすい理由や、子どもを守るための予防方法などをご紹介します。
子どもはインフルエンザにかかりやすい?
子どもはインフルエンザに関わらず、さまざまな感染症にかかりやすいです。またインフルエンザ感染者数の過去のデータをみると、14歳以下の子どもの感染者数が多い傾向にあります。
子どもがインフルエンザにかかりやすいのはなぜ?
子どもはどうしてインフルエンザにかかりやすいのでしょうか?以下の理由が考えられます。
免疫力が低い
子どもは大人に比べて免疫力が低く、ウイルスと戦う体の機能が発達途中です。そのためインフルエンザに関わらず、さまざまな感染症にかかりやすい傾向にあります。
保育園や幼稚園で流行しやすい
インフルエンザは主に、感染している人の咳やくしゃみに含まれるインフルエンザウイルスを吸い込むことで感染する「飛沫感染」で感染が広がります。ウイルスが付着した手で触れたドアノブなどを介する「接触感染」で感染することもあります。また感染力が非常に強く、少量のウイルスが体内に入るだけでも感染してしまうという特徴があります。
これらの特徴から、子どもが集団で生活する保育園や幼稚園などのコミュニティーで感染が広がりやすく、子どものなかで流行しやすい傾向あります。
子どものインフルエンザ感染を予防するには?
子どもはインフルエンザに感染しやすいため、日頃の予防が大切です。基本的な感染症対策をしっかり行っていきましょう。
インフルエンザの予防策①
こまめな手洗い
帰宅後や食事前など、こまめにしっかり手を洗いましょう。インフルエンザウイルスは石鹸に弱いので、石鹸を使って指先や指の間まで丁寧に洗います。洗った後はしっかりと洗い流し、清潔なタオルなどで拭き取りましょう。
インフルエンザの予防策②
規則正しい生活
十分な睡眠、バランスのよい食事、適度な運動など、規則正しい生活を送ることも予防につながります。いつも以上に意識して生活を整えましょう。
インフルエンザの予防策③
適切な湿度を保つ
インフルエンザウイルスは湿度が高い環境に弱いという特徴があります。また喉を守って免疫力を保つためにも、加湿は欠かせません。加湿器を使ったり、濡れたタオルを室内に干したりして、40〜60%ほどの湿度を保ちましょう。
インフルエンザかな?と思ったら…
予防をしっかり行ったとしても、子どもはインフルエンザにかかりやすく、感染してしまうこともあります。急な発熱などインフルエンザのような症状があらわれたら、発熱後12〜48時間以内に病院を受診しましょう。もしくはインフルエンザの検査キットを薬局などで購入し、自宅で検査を行うことも可能です。陽性が出た場合はオンライン診療でも抗インフルエンザ薬を処方してもらえることがあります。子どもの医療アプリ「キッズドクター」のオンライン診療は、子どもに慣れた医師が対応するのでより安心です。悩んだときは検討してみてくださいね。