子どもが鼻水でかぶれる…対処法や予防法は?

子どもの病気


子どもが風邪や花粉症で鼻水が続くと、鼻の周りがかぶれて痛みやかゆみが出ることがあるかと思います。こちらの記事では鼻水でかぶれる原因やかぶれたときの対処法をご紹介します。

子どもが鼻水でかぶれる原因は?

鼻をかむ・触るなどして刺激を繰り返すと鼻の入り口付近の粘膜や皮膚に傷がつきます。この傷がかぶれの原因です。
また傷に細菌が入って感染し、皮膚や粘膜で炎症を起こすことでかぶれが進行することもあります。

かぶれないようにする鼻水のかみ方は?

自分で鼻をかめる子どもは、鼻のかみ方に気をつけてあげることでかぶれにくくなります。
鼻をかむときは鼻の入り口や周りをこすって刺激しないように、優しく鼻水を拭き取るようにしましょう。一度でかみきれないときは無理にこすりとろうとせず、ゆっくりと何度かに分けて鼻をかむようにしてください。

何度も鼻をかんでいると摩擦によってかぶれが酷くなることがあるので、鼻水が続いているときは保湿成分などが入っているティッシュを使うのがおすすめです。

子どもが鼻水でかぶれたときの対処法

ここからは鼻水でかぶれてしまったときの対処法をご紹介します。

鼻の入り口や周りを保湿する

かぶれ始めで、鼻の入り口付近の肌が赤くなったりヒリヒリしたりする程度の場合は、自然に治ることがしばしばあります。
肌や粘膜が乾燥すると痛みやかゆみを感じやすく、触ったり掻きむしったりして症状が悪化してしまう可能性があるため、患部に保湿クリームやワセリンを塗って肌を保護しながら回復を待ちましょう。ワセリンを使う場合は純度の高い白色ワセリンを使うのがおすすめです。

小児科・耳鼻科を受診する

家庭での保湿で症状が改善しない、痛みやかゆみがひどい、かさぶたや出血が見られる場合は、小児科や耳鼻科を受診しましょう。炎症が広がるととびひの原因になることもあるので、早めの受診が大切です。症状に合わせて軟膏や内服薬が処方されることがあります。

子どもの鼻水・鼻づまりにはオンライン診療も

子どもは鼻水や鼻づまりの症状が出ると長引くことも多く、つらそうなので医師に診てもらいたいということがあると思います。オンライン診療アプリ「キッズドクター」なら、ちょっとした症状が気になるときも体調不良の子どもを外に連れ出すことなく診察が受けられます。また医師が必要と判断した際は薬を処方してもらうこともできますよ。困ったときは利用を検討してみてくださいね。

監修者について

監修者 | 医師 倉田悟子
日本小児科学会認定小児科専門医。2008年鹿児島大学医学部卒業。久留米大学病院で初期臨床研修終了後、2010年から久留米大学小児科学教室に所属。一般小児科(感染症他・予防接種・乳幼児健診)、小児の腎臓病・泌尿器疾患を専門に診療を行う。

この記事について

執筆/編集
キッズドクターマガジン編集部

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