赤ちゃん・子どもの水虫の対処法は?

皮が剥けたり、痒みを伴ったりすることもある水虫。赤ちゃんや子どもが水虫になると、どう対処したらいいのか悩みますよね。そこでこの記事では、赤ちゃんや子どもの水虫の対処法をご紹介します。
水虫とは?赤ちゃんや子どももなるの?
水虫はカビの一種である「白癬菌(はくせんきん)」によって引き起こされる皮膚の感染症です。特に感染しやすいのは足なので水虫というと足のイメージが強いかもしれませんが、白癬菌は爪や手、股などにも感染します。
水虫になると、痒くなる、皮膚がふやけて白くなる、皮が剥ける、水疱ができるといった症状があらわれます。ただ中には自覚症状があらわれないケースもあり、無意識に感染を広げてしまうこともあります。
大人に比べると少ないですが、赤ちゃんや子どもも水虫になることがあります。ただ子どもは裸足で動き回ることが多く、かつ皮膚の新陳代謝も活発なため、白癬菌が皮膚から落ちやすいです。そのため子どもは基本的には水虫になりにくいとされています。
赤ちゃん・子どもの水虫の対処法!自宅でできるケア6選
赤ちゃんや子どもが水虫になっても軽症で済む場合がほとんどですが、稀に水虫が他の部位に広がったり傷口から細菌が入ったりすることもあるので、適切に対処することが大切です。ここからは、赤ちゃんや子どもの水虫の対処法やホームケアをご紹介します。
患部を清潔に保つ
水虫の悪化を防ぐには、患部を清潔に保つことが大切です。できるだけ毎日お風呂に入り、患部をしっかり洗うようにしましょう。ただしゴシゴシこすると皮膚が傷ついて症状が悪化するおそれがあります。よく泡立てた石鹸でやさしく洗うようにしてくださいね。
お風呂上がりはしっかり水気を拭き取る
皮膚が湿った状態が続くと白癬菌が増えやすいです。お風呂から上がったら、乾いたタオルで全身の水気をしっかり拭き取りましょう。特に足の指の間は水気が残りやすいので、念入りに拭くようにしてくださいね。
室内ではできるだけ裸足で過ごす
室内で靴下やルームシューズなどを長時間履いていると、足が蒸れて白癬菌が増えやすい状態になります。水虫の悪化につながることもあるので、家の中ではできるだけ裸足で過ごすようにするといいでしょう。
靴や靴下をこまめに洗う
靴や靴下を清潔に保つことで、水虫の悪化を防ぐ効果が期待できます。靴下は毎日洗濯し、しっかり乾かしてから履くようにしましょう。靴を頻繁に洗うのが難しい場合は、2足以上用意して同じ靴を毎日履かないようにするのもいいでしょう。
処方された薬を正しく使用する
処方された塗り薬を用法用量を守って使用すれば、一般的に1~2週間ほどで水虫の症状は改善します。ただ症状がおさまってすぐの時点では白癬菌が残っていることが多く、ここで薬の使用をやめると再発することがあります。症状がおさまった後も、医師から指示された期間はしっかり塗り続けましょう。
家族の感染対策をする
水虫の感染力はそれほど強くありませんが、家庭内で感染が広がる可能性もあります。赤ちゃんや子どもが水虫になったら、家族で下記のような感染対策を行いましょう。
- バスマットやタオル、スリッパなどを共有しない
- 浴室から出る前にシャワーを浴びる
- お風呂上がりは15分ほど裸足で過ごす
- こまめに床の掃除をする
- 1日1回は足をきれいに洗う
- 靴や靴下を清潔に保つ など
赤ちゃん・子どもの水虫の相談はオンラインでも
赤ちゃんや子どもの水虫は軽症で済むことが多いですが、症状のあらわれ方や程度はさまざまです。今回ご紹介した対処法やホームケアを行ってもあまり改善しなかったり、赤ちゃんや子どもが嫌がって思うようにケアできなかったりすると不安になることもあるかもしれません。そんなときは、子どもの医療に特化したアプリ「キッズドクター」が便利です。個別チャットで看護師に相談したり、スマホのビデオ通話で医師のオンライン診療を受診したりすることができますよ。困ったときは、ぜひ検討してみてくださいね。
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