子どもが布団や毛布に嘔吐!洗い方やすぐに洗えないときの対策まとめ
子どもが感染性胃腸炎などを発症すると、昼夜にかかわらず嘔吐の症状があらわれることも。布団や毛布に嘔吐をしてしまった場合、すぐに洗えなかったり洗い方がわからなかったりして困ることがあると思います。そこでこの記事では、布団や毛布に嘔吐をしたときの対策をまとめました。
子どもの嘔吐物は処理方法に注意!
ノロウイルスなどの感染性胃腸炎で子どもが嘔吐をした場合、その飛沫を少しでも吸い込んでしまうと、吸い込んだ人もウイルスに感染してしまいます。そのため子どもの嘔吐物を慌てて処理すると、パパやママがウイルスを吸い込んで家庭内で感染が広がってしまう可能性があります。二次感染を防ぐためにも、正しい方法で注意しながら処理を行いましょう。
子どもが布団に嘔吐!すぐに洗えないときはどうする?
子どもが嘔吐をすると、パパやママは子どもを見てあげることが優先になり、布団にはすぐに手が回らないですよね。ここでは子どもが布団に嘔吐をしてもすぐに洗えないときの対処の手順をご紹介します。
1.使い捨ての手袋とマスクを付ける
体内にウイルスを取り込まないように、まずは使い捨ての手袋とマスクをつけます。皮膚との間に隙間ができないようにしっかり装着しましょう。
2.嘔吐物を拭き取る
汚れが飛び散らないように、外側から内側にかけて静かにぞうきんで拭き取ります。ぞうきんは塩素系漂白剤を50~100倍に薄めた消毒剤に浸したものを使います。使ったぞうきんは、使いまわさずに捨ててください。大きめのビニール袋に消毒液を入れて、その中にぞうきんを浸して捨てましょう。
消毒剤の詳しい作り方は下記の記事にまとめているので、参考にしてくださいね。
3.熱を使ってウイルスを死滅させる
拭き取った後にすぐに洗えないときは、熱でウイルスを死滅させましょう。以下のような方法があります。
スチームアイロンを使う
スチームアイロンを1か所あたり2分ほどあてましょう。アイロン後は外で日干しをするとさらによいでしょう。
熱湯に浸す
85℃の熱湯に1分以上浸します。ノロウイルスなどは熱に弱いため、85℃の熱を1分以上あてると死滅すると言われています。
布団乾燥機を使う
外で日干しをしてよく乾燥させた後、布団乾燥機を使うという方法もあります。50℃以上で30分加熱すれば、ウイルスを不活化できるといわれています。
子どもが嘔吐した布団や毛布の洗い方
子どもが嘔吐した布団や毛布は、拭き取り後に一度しっかりと洗うことをおすすめします。自宅で洗う方法とプロに任せる方法の2通りの洗い方をご紹介します。
洗濯機で洗う
自宅で洗える布団や毛布は、100倍に薄めた塩素系消毒剤に10分間浸したあと、他の洗濯物とは分けて洗濯をしましょう。嘔吐物を処理した後でもウイルスが残っていることがあるので、他の洗濯物と一緒に洗うのは避けるのが無難です。
ただし塩素系消毒剤は漂白するので注意が必要です。色落ちさせたくないものは、バケツなどに洗剤と水を入れてもみ洗いをしましょう。しぶきが飛び散らないように静かに洗ってください。洗い終わったらよくすすぎ、85℃の熱湯に1分間浸します。
布団クリーニングに出す
1番きれいになる方法はクリーニングに出す方法ですが、一般のクリーニング店では嘔吐物が付いた布団は受け付けてもらえません。消毒が必要な布団は、消毒処理ができる「指定洗濯物取扱施設」にクリーニングを依頼する必要があります。「指定洗濯物取扱施設」の場所はwebなどで調べるか、お住まいの地域の保健所に問い合わせてみましょう。
子どもの嘔吐は早めの受診を
子どもの嘔吐が続いているときは、早めに受診しましょう。とはいえ嘔吐している子供を連れて病院へ行くのは大変ですよね。そんなときは、家にいながら受診ができるオンライン診察がおすすめ。子どもの医療アプリ「キッズドクター」のオンライン診療は、子どもに慣れた医師が診察してくれるので安心ですよ。困ったときは検討してみてくださいね。