子どもがRSウイルスに感染して不機嫌、ぐずる、ギャン泣きする…原因や対処法は?
0〜2歳の間に、ほぼ100%の確率で一度は感染するRSウイルス。RSウイルスに感染して、子どもが機嫌が悪かったりずっと泣いていたりすると心配になりますよね。そこで今回は、RSウイルスで子どもが不機嫌になる・ぐずる・泣くといった場合の原因や対処法をご紹介します。
RSウイルスとは?
RSウイルスは「RSウイルス感染症」を引き起こすウイルスです。0〜1歳で半数以上、2歳までにほぼ100%の子どもが感染します。
初めての感染や生後3ヶ月未満の赤ちゃんが感染した場合は、呼吸困難や細気管支炎、肺炎といった症状を引き起こすことがあるため、注意が必要です。
子どものRSウイルスの症状は?
RSウイルスに感染すると、主に以下のような症状があらわれます。
- 発熱
- 咳
- 鼻水
- 呼吸をするとヒューヒュー、ゼーゼーといった音がする
- 呼吸が苦しい
発症してから数日〜1週間ほどで自然と治ることがほとんどです。
子どもがRSウイルスで不機嫌になるのはなぜ?
RSウイルスで子どもが不機嫌になったりぐずったりするのは、いつもと体調が違って不快や不安に感じるからです。
発熱や咳で喉が渇く、鼻が詰まって眠れない、呼吸が苦しいなど、つらい症状が重なることで不機嫌になることもあります。
子どもがRSウイルスで不機嫌・ぐずるときの対処法は?
機嫌が悪かったりぐずったりしているときは、つらい症状が少しでも楽になるように、次にご紹介する対処法でケアをしてみてくださいね。
こまめに水分補給する
喉をうるおすと咳が落ち着くこともあるので、こまめに水分補給をしましょう。発熱による脱水を予防するためにも、水分補給は大切です。
以下のような飲み物は、咳が出たり呼吸が苦しかったりするときでも飲みやすいので、子どもが欲しがるものを飲ませてあげましょう。赤ちゃんは、ミルクや母乳でも水分補給ができます。
- 水
- 麦茶
- 子ども用のイオン飲料
- 牛乳
- 冷たいスープ
部屋の環境を整える
部屋が乾燥していると、咳や呼吸の苦しさがひどくなることがあります。特に、冷房や暖房を使用しているときは空気が乾きやすいので、加湿器や濡れタオルで乾燥を防ぎましょう。また、定期的に換気をして空気を入れ替えることもポイントです。
鼻水を吸引する
鼻が詰まって眠れなかったり呼吸が苦しそうだったりする場合は、鼻水を吸引しましょう。鼻詰まりによって中耳炎になるのを予防する効果もあります。
気道を通りやすくする
咳込んで苦しそうなときは、気道が通りやすくなるように背中に枕やクッションを当てて寝かせてあげましょう。抱っこをするときは、縦抱きにすると気道が通りやすくなりますよ。
RSウイルスのホームケアに悩んだら…
RSウイルスは基本的には自然と治りますが、まれに重症化することもあるため、子どもがずっと泣いていたり不機嫌な状態が続いたりするとどうしたらいいのか迷うこともあるかもしれません。そんなときは医療アプリ「キッズドクター」の無料チャット相談が便利です。看護師と個別やり取りできるため、子どもの状態に合わせたアドバイスをもらえます。困ったときは検討してみてくださいね。