突発性発疹のときの過ごし方!ホームケア時の6個のポイント
2歳頃までにほぼ全員がかかるとされる突発性発疹。いざ感染すると自宅でどのように過ごさせたらいいのか迷うこともあるかもしれません。そこでこの記事では、子どもが突発性発疹になったときの過ごし方やホームケアのポイントをご紹介します。
突発性発疹とは?
突発性発疹はヒトヘルペスウイルス6型もしくは7型によって引き起こされる感染症です。生後6ヶ月〜1歳頃の感染が多く、ママ・パパや保育者など大人の唾液中に含まれるウイルスを介して感染するといわれています。
主な症状は38〜40度の急な発熱と、解熱と同時にあらわれる発疹です。まぶたやリンパ節の腫れ、下痢などがみられることもあります。高熱があっても比較的元気なのも特徴です。
突発性発疹のときの過ごし方!ホームケアのポイント6選!
突発性発疹には特別な治療法や特効薬はないため、基本的には自然に回復するのを待つことになります。以下のポイントを参考にホームケアをしてみてくださいね。
1. 安静にする
まずは安静にすることが大切です。発熱時は体力を消耗しやすいので、いつも以上に睡眠をしっかり取ることを心がけ、起きている間もできるだけ体を休めるようにしましょう。
2. 水分補給をする
高熱や下痢が続くと体の水分が奪われやすいため、脱水症状を予防するために水分補給をこまめにさせてください。一度に大量の水分を摂取すると胃腸に負担がかかるため、少量ずつ与えるようにしましょう。
湯冷しやお茶、ジュースなど子どもが普段から飲み慣れているものを飲ませてかまいませんが、下痢をしているときは牛乳や冷たい飲み物は避けましょう。乳幼児用のイオン飲料や経口補水液は塩分も摂取できるのでおすすめです。授乳中の赤ちゃんは母乳やミルクで水分補給をしてください。
3. 消化がよいものを食べさせる
食欲があり機嫌がよければいつもと同じものを食べさせて問題ありません。下痢をしているときや食欲がないときは、以下のような比較的食べやすく消化がよいものを食べさせましょう。
- おかゆ
- うどん
- 食パン
- 野菜スープ
- りんご
- バナナ など
4. 体温に合わせて服装を調整する
熱が上がり始めたときは悪寒や手足の冷えが起こりやすいため、カーディガンやベストなどを羽織らせたり寝るときは布団を1枚増やしたりして、温かく過ごせるようにしましょう。熱が上がり切ると体が汗ばんで暑がるようになるので、普段と同じ服装か1枚薄着にして熱を逃しやすくしてください。
5. 快適な温度と湿度を保つ
発熱や発疹などの症状が出ていつもと体調が違うと、不快や不安に感じてぐずったり泣いたりすることがあります。少しでも快適に安心して過ごせるように、室内の温度は夏場で25〜28℃、冬場は23〜25℃くらいに調整しましょう。冬場は部屋が乾燥しがちなので、加湿器を使ったり濡れたタオルや洗濯物を干したりして40〜60%の湿度を保つようにしてください。
6. 入浴は無理にしない
突発性発疹に感染していても元気があって機嫌がよければ、発熱や発疹の有無に関係なく入浴してかまいません。ただし元気がないときや高熱でぐったりしているときは、体力を温存するためにもお風呂はやめておきましょう。入浴するときは長湯を避け、湯冷め対策もしっかりしてくださいね。
突発性発疹の過ごし方に悩んだら…
突発性発疹は基本的に自然と治りますが、発熱や発疹、下痢などの症状が出ているときは過ごし方に悩むこともありますよね。そんなときは、無料で看護師に相談できるアプリ「キッズドクター」がおすすめです。チャット形式で個別にやり取りができ、ホームケアの方法や過ごし方など気になることを教えてもらえますよ。困ったときはぜひ検討してみてくださいね。